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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年4月(4)【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています。
私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思い、まとめ記事を発信しています。
今回は『2024年04月22日まで』の記事まとめです。
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1.福島県教育員会、株式会社Inspire Highと連携協定を締結(県教育委員会)
不登校児童生徒の現状
少子高齢化による児童生徒数全体が減少する中、小中学校における不登校児童生徒の数は約30万人と過去最多を記録しています。
文部科学省は令和5年3月31日に「不登校対策総合プラン」を取りまとめ、「不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える」こととしました。
福島県でも、令和5年度から「不登校児童生徒支援センター(通称roomF)」を立ち上げ、県内の小中学生を対象に、オンライン学習や個別指導など、ICTを活用した様々な支援を行っていますが、学習コンテンツの充実が課題となっています。
連携協定の締結
そこで令和6年2月15日、福島県教育委員会は株式会社Inspire Highと連携協定を締結。同社が提供するオンラインプログラム「Inspire High」をroomFに導入することにしました。
このプログラムをroomFに導入することで、不登校児童生徒が社会とつながり、子どもたちが自分自身のキャリアについて考えるきっかけを作ります。
さらに、通信制・定時制などの県立高校にもこのプログラムを導入し、デジタル技術を活用した探究的な学びの在り方について実証を行います。
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全国・世界の十代と繋がる機会を提供出来る、良いシステムだと思います。
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2.只見線珪藻土コースターが発売されました。(県立只見高校)
このコースターは只見高校2学年の生徒が、総合的な探究の時間の中で地元の企業さんと協力して製作したもので、只見駅前のインフォメーションセンター等で販売されています。
コースター制作を行ったのは只見の観光・商品開発班のメンバーで、約半年間かけて商品の案やデザインを練りに練って、ようやく商品として販売することができました。
只見線は13年前の新潟福島豪雨災害によって甚大な被害を受けましたが、2022年10月にようやく全線が復旧することとなりました。
コースターの材料である珪藻土は水をよく吸収する性質があり、「水害には負けないぞ」という意思も含まれています。
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こういったように、只見線を継続的に盛り上げていく取組みをすることは重要です。
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3.【安達東校舎】高校生のための消費者講座(県立二本松実業高校)
成人年齢の引き下げにより、
18歳になるとクレジットカードやスマートフォン購入など
保護者の同意がなくとも自分一人の意思で様々な契約が可能になります。
来年度成人年齢となる2年生と、
その保護者を対象に消費者講座を実施しました。
東北労働金庫郡山支店の遠藤光介様、
福島県労働福祉協議会事務局長遠藤徳雄様を講師にお招きし、
動画やパンフレットを用いてわかりやすく講演をいただきました。
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成人年齢の引き下げについては、ただ単に「年齢を下げた」だけでなく、こういった「成人に必要な知識を得る場」を与える必要があります。
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4.郡高の学びの変革①クロスカリキュラム〜美術✖️化学〜(県立郡山高校)
郡山高校では、教科を横断して学びを深める取り組みを先生方がやっているようです。今回、美術の授業が化学の授業とのクロスカリキュラムを行うということで、前日からとてもワクワクしてしまいました。今日は、豪徳寺学です。
授業としては、銅版画の作成でした。前回描いた下絵を銅板に転写し、下絵を見ながら銅板に銅板に針で描いていきます。先輩の緻密に描かれた物を見ていたので、美術作品をワクワクしながらつくる一方で、緊張感を伴う感覚でした。
できたものを、専用液につけ腐食を行いました。
この時、私たちの頭の中では、専用液ではなく、「塩化第二化鉄溶液」になり、腐食と呼んでいたものも、「鉄(Ⅲ)イオンが酸化剤になり、金属銅を銅(Ⅱ)に酸化すること」に変換された。
なんて興味深いことなんだ!繋がっている!
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身近な出来事を当たり前のことと考えずに、その原因を知ることで、さらに興味を持ったのではないでしょうか。
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