テーブル

嬉しさの末裔が
あなたを起こす
あなたは気づかず
夢を見る
あく
と思いながら
ひらかなかったドアのような
ただ待ちかねる人になる
どこまでを知りにいこうか
はたしてを果たしに状を書き
あてをつぶさにしたためる
名は
区別を食べそこねて
喋れなかった
あなたは
わたしに備えて
服を着る
おなじことばで呼ばれない
ながれていくのに消えさらない
よまれているのに聞こえない
着目を引きはがして
空間に混ぜる
意思のスープが
冷めないうちに
あなたの
喉を鳴らしにいく
夢のほうから
あなたを見て
意味のほうから
わたしを見て

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