傘 7 Resu 2014年5月23日 21:43 ¥100 傘として生まれたので、雨の日にはよく差された。日除けにも、風除けにも、雪除けにも使われて、人と自然をさえぎるのが仕事だった。「自然は人が苦手だから、人に傘を作らせて、触らないようにしている」そんなことを云うのもまた人だった。自然は何も語らず、人は自然を語る。傘はどちらでもない。 ダウンロード copy ここから先は 0字 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 300 140字小説+あとがき集(有料版) 300円 140字小説をまとめたものです。無料版との違いは、目次+あとがきの有無です。 購入手続きへ ログイン #140字小説 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート