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2014年10月の記事一覧
多重人格風(短編小説/3164字)
平原ミエコは同学年のクラスメイトで、わたしの幼馴染みで、中学だけ違うところに行っていたけれど、高校になってからはまた一緒の学校に通っている。
三年ぶりに再会したとき、おとなしそうな風貌が少しも変わっていなくて不思議と安心した。
だけど中身は著しい変貌を遂げていた。
彼女は、解離性同一性障害になってしまった、らしい。
正しく言うと、ミエコは、多重人格をよそおっている。
推察でも
平原ミエコは同学年のクラスメイトで、わたしの幼馴染みで、中学だけ違うところに行っていたけれど、高校になってからはまた一緒の学校に通っている。
三年ぶりに再会したとき、おとなしそうな風貌が少しも変わっていなくて不思議と安心した。
だけど中身は著しい変貌を遂げていた。
彼女は、解離性同一性障害になってしまった、らしい。
正しく言うと、ミエコは、多重人格をよそおっている。
推察でも