見出し画像

パフォーマンスの際のコツ ~いくつかですが~

毎度おなじみ、レストランマジック研究所
小林です。

以前にご紹介した本で
ヘックラーの扱い方というものがあります。

ケイス・フィールズさんでいいのかな?
この方は、パフォーマンスに関しての本を
何冊か出されている方です。

砕けた文体の本が多いので、読んでいて面白いと思いますから
名前買いしてみてもいいと思います。
さて、今回はその方の本で
「演技をよくする50の方法」
というものがありまして、そこから少し。

この本の中では、かなり自分及び自分の商品
などの紹介が入っているので
それも面白いスタイルだなあ、なんて思って
読んでいるのですが、その中に載っているアドバイスは
とても実用的なものばかりです。

正直、可能なら日本語に・・・
とか思っているのですが、それ以前に
こういった面白い本があることそのものを
シェアしたいという気持ちがありまして。

英語がイヤでないなら、ぜひ手にしてみて欲しい
本でもあります。
(正直、このAIの時代、言語の壁なんて、ちょっとした手間でどうにでもなるんですけどね。)

さてさて、いくつかの分類というか、カテゴリーわけが
されているのですが、その中で
「実際にパフォーマンスに行って」
のような項目があります。

スタンスとして
「動き始めてしまったからには、やるしかない!」
みたいな、きわめて現実的な言葉から入る章なのですが。

いくつかのアドバイスがあるのですが
その中で
「声がデカければいいってもんじゃない」
のようなアドバイスがあります。

その前提として、マイクは使った方がいい
というモノもあるのですが、だからと言って
音の大きさでねじ伏せるわけではないというのが
ある意味で、現実的な部分だなあ、と。

ちゃんと楽しんでみてもらうようにする
という事のために、策はあって
本人も色々とやってきた、というのが伝わります。

さてさて、声の部分なのですが
実際には、マイクに乗りやすい声、乗りにくい声
という差もあります。

単に声がデカければ聞こえるか、というとそうでもなく
会場の反響まで考えて速度などを決める必要があります。

どうもマジックがウケてない
という時に、マジックそのものの問題であることは少なく
説明などの声が、十分に届いてない
という事が「よくあります」。

そうです、頻度は想像以上に高いんです。

それとは逆に、声は届いていて、でもその内容に
カチンと来たりすると、ヘックラーになる可能性も
ありますので、その辺は彼の本を読んで理解を深めて
おいていただけると。

で、声に関してですが
音が聞こえないというのは、想像以上にストレスです。
なので、マイクを使えるなら、絶対に使う。
その際のマイクホルダーなどは、しっかり持ち歩く事。

まあ、慣れた人ならヘッドセット位を持ち歩くのも
難しい時代ではないですしね。

言葉に関しては、きちんと判別できる速度で
話すことも大事です。
反響・残響のために何言っているんだか分からないとか
あるじゃないですか?

バスの運転手さんとか、ホント何言っているのか
分からない時があるのですが
あれって、単純に
「自分が乗客としてバスに乗ってない」
ってことに他ならないと思うんです。

そっち側の経験が無いから、改善しないで
声による指示ではなく、単なるノイズを巻き散らかしている
ってことに気づいてないと思うので。

他人のマジックを見て、どのように指示をするか
どのくらいの声を出すか、どのくらいの速度で話すか
なんてことを考えながら見るのも勉強になるわけです。

そうそう、例えば年齢でも
速度を変える必要がありますが
どういった速度がマッチするのか?

この辺はシンプルで、例えばお手伝いで出てくれた人の
速度に合わせるという感じです。

基本的に、お年が上の方はゆっくりはっきり
子供なら視線を合わせながら簡単な単語で。

本当は音域、というのも考えないと
イケなくなるのでしょうが、そこまで難しいことは考えず。

演技として、体を前後に動かす
(村上流的な?)
というのも1つですが、声の大小もまた
演技になります。

小さいから聞こえないわけではなく
適切なら、相手は聞こうとこちらに注意を向けてくれます。
なので、その心理的な動きを活用したりするわけです。

小さな現象が起こるなら、声も小さくして行っていいんじゃないですかね。
そして、現象が起こったらそれをアピールして拍手をもらえば。

そうそう、その本では大きな拍手をもらうための方法も
書かれてました。
なかなか面白そうな内容でしょ?

ご興味ある方は、本人がダウンロード販売などもしておりますので
手にしてみるのもいいと思います。

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?