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<ステップ02>提案期 会社とはどう交渉するのか?             ~<知っておきたい個人事業主に関する基礎知識(会社への提案のポイントはここだ)>~

個人事業主に関する理解は深まりましたでしょうか? 

これからあなたが個人事業主化の提案をしていく人事の担当者も長年雇用で働いてきた人ばかりですので、今まで説明してきたような事項はほとんど知りません。

労働基準法など労働法規に従って制度設計するのが今までの人事部の役割でしたので、労働法の枠外である業務委託で働く個人事業主という働き方については、基本的に “知識はゼロ” と考えておいたほうが安全です。

かえって外注して仕事をする総務や購買部門のほうが業務委託契約そのものについては、知識も実務対応経験も人事部より豊富かもしれません。

“半” 個人事業主は、業務委託契約(あるいは請負契約)を会社と締結して仕事をしていくことになりますので、まずは業務委託契約書を個人事業主側でたたき台を作成する必要があります。人事側で作成してくれることを期待してはいけません。

私が人事の立場であれば、もし個人事業主側から 「これから個人事業主として働きたい、そのために業務委託契約書を人事で作ってくれ」 と言われたら断ります。

人事はあなたが作成したひな型をたたき台にして社内調整は行いますが、契約書を人事側でつくつてくれと言われたら、「それはあなたの仕事でしょう」 というツレナイ対応になります。


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