賃貸契約のやり取りで考えた、コミュニケーションコストについて
こんにちは。
引っ越しってワクワクしますよね。
私はこれまで自宅・事務所を含め6回以上引っ越しを経験し、その度に賃貸契約のやり取りをしてきました。
が、なんか毎回しんどい(私だけ?)
本当は引越ししたいのに、重い腰が上がらず「 やっぱやめよ…」をここ数年繰り返したりしていました。
しかし、ここに骨を埋めるんだ という人以外は引っ越しは避けられません。
あの時とは違う…何かコツがあるはずだ…と思って毎回挑むのですが、しんどいままです。
何がしんどいのか、どうすれば気持ち良いやり取りができるのかを考えたいと思います。
※あくまで自分の経験に基づいた個人的な意見となっていますのでご容赦ください。
何がしんどくさせるのか
問い合わせ、初期費用や入居時期の交渉、退去費の交渉 etc.
大まかにいうと「交渉疲れ」を起こしているのではないかと思います。
仕事をする上で交渉は必要だし当たり前のことなのですが、それだけじゃない何かがある気がしています。
それは所謂「コミュニケーションコスト」にあるのでは…?と考えました。
賃貸情報サイトで物件を探している時はとても楽しいです。
むしろウキウキです。
「ここ良いな。へーこんな物件あるんだ。あははうふふ。」
サイトのUIも洗礼されており分かりやすいので、問い合わせまでのステップはかなりスムーズです。
しんどいのは問い合わせ後にやってきます。
メールがしんどい
サイトから物件を問い合わせした場合、だいたい内見希望で問い合わせすることが多いと思います。
まず問い合わせすると「サイト側から送信される問い合わせ完了メール」と「不動産屋さんからの自動返信メール」がやってきます。
メールが来るのは通常です。問い合わせしたのに反応ないと不安ですもんね。
何かというと、その自動返信メールの内容が 店舗情報満載すぎる!のです。
スタッフ紹介、店舗の強み、CM出演の画像や動画が添付されていたり、私は「何の物件問い合わせたんだっけ?」となるのです。
そしてその後毎日届くようになるメルマガ~
私のGmailがあっという間に物件情報で埋まっていきます。
見積りがしんどい
初期費用の確認で「詳細見積りをください」といつもお願いするのですが、なんだかざっくりな感じです。
家賃はおいといて「安心サポート」ってなんだろう?何をしてくれるもの?期間は?「抗菌、消毒」?「消火剤」?って見た人は思うのではないでしょうか。
各項目に対して詳細がないのでとても不安になります。
サイト制作の見積りでこういうものが来たら激しく不安になる繊細な私…
もちろん業界にもよるかもしれせんが、個人的にはこの位の詳細が欲しいなと感じます。
私自身もクライアントに見積り提出する際は、項目に対して1つ1つこれが何かを説明できるようにしておくことを意識しており、詳細がある程度書いてあると親切だなと思います。
やり取りのなかで見えたこと
チャット脳の私たち
仕事でもプライベートでもチャットを使うのが当たり前になった私たちにとって、長文の荒れ果てたメールはなかなかにストレスです。
チャットのシンプルでスピーディーなやり取りに慣れてしまっているのですよね。
最近はLINEなどのチャットを導入している不動産屋さんも増えたようなのでうれしい!
情報をデザインする必要性
情報盛り沢山なのが悪いのではなく、伝えたい情報が大量にある場合は「情報をデザインする」必要性があるということです。
本当に伝えたいことが埋もれてしまわないように、優先度をつけて整理し、見やすく整えることが大事です。
メールやチャットの文面も相手にストレスを与えないような配慮というか思いやりを持ちたいです。
親切な見積り
項目に対して「これは何をやるものなのか」の説明がないと不安になります。さらに、質問しても曖昧な回答が返ってきたら不安MAXに!
確認する側としては、内容や金額が正当なものなのかをただ判断したいだけなので、しっかりと説明ができるようにしておきたいですね。
そもそも説明ができない項目を見積りに加えることはできないはず…なので。
感謝したくなる出来事
物件を見終わった後、自宅最寄り駅まで車で送ってくれた不動産屋さんがいました。特にサービスとしてやっている訳ではないけれど、近くだから良いですよとのことでした。
大したことでもないのかもしれませんが、個人的には感謝の気持ちが湧き、またここに声かけたい!と思った出来事でした。
こういう出来事がちょこちょこあることで信頼感というか良い関係が築けるのではないかと感じました。
おわりに
つらつら考えを書いてみましたが、実際自分も「コミュニケーションコスト」高くなってないか?といったら、自信はありません。。
日ごろ感じるのは「コミュニケーションコスト」が低い人ってとても仕事がしやすいですよね。何か困ったら「とりあえずこの人に声かけよう!」となりますし、学ぶことがたくさんあります。
「業者」ではなく「パートナー」として一緒に仕事したいと思ってもらえるような関係になれるよう、私たちももっとパワーアップしていければ良いなと思ってます。
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