腰痛の弱音と救助大会
こんにちは。
書く習慣1か月チャレンジDay7「最近悩んでいること」です。
溜まってる弱音と恨みを書きます!
ネガティブな内容になるかもです。
最近の悩みは腰痛です。腰が痛い。
もうかれこれ3〜4年?続いてます。
ずーっと痛いわけじゃなくて、1か月スパンで半日から2日くらい痛い時期がきます。
腰をかばって、股関節が痛くなる時もあります。
でも痛くない時期は全然痛くない。
訓練やトレーニングもできます。
ただ痛い時期はめちゃくちゃ痛い。
医者曰く「仙腸関節の関節障害」だそう。
もともと仙骨・腸骨と呼ばれる腰の骨を疲労骨折したことがあって、その後遺症が残ったみたいです。
痛みのある時期は心が沈みます。
「もう一生こんな感じで痛みがあるんかなー?」
「歩けなくなるんじゃないか?」
不安になります。
最近では痛みがない時期でも、
「無理したらまた痛い時期に突入するんじゃないか?」「明日から痛くなったらどうしよう?」と不安で、トレーニングも攻めきれません。
強度の高いメニューにビビって取り組めてません。
ダッシュとか正直もう怖い。
趣味だったアイスホッケーからも足が遠のきました。
身体の痛みにまだ折り合いがついてません。
痛い時期と痛くない時期の間で、感情のコントロールも難しい。
もう消防士失格じゃない?辞めた方がいいんじゃない?と自分で思う日もあります。
WHOは、ウェルビーイングでは身体、精神、社会の3つの面での健康が必要だと唱えますが、ほんとにその通り。
体が痛いと、心も沈むし、社会的な前進を望む気力がほんと全く湧きません。
資格取得とか昇任試験へのモチベーションが病的に湧かない。
それもそれでひとつの悩み。
そもそも何で、腰が痛くなったのか。
腰の疲労骨折の原因はこれです。
救助技術大会。
全国の救助隊員が、陸上8種目水上8種目の競技で安全性とスピードを競う大会です。
6月頃の市町村毎の本部内予選や県予選から始まり、7月に全国を9つに分けた地方予選、そして8月の全国大会まで続く、いわばレスキュー隊員の甲子園みたいな大会です。
↓今年も先日、全国大会が開催されました。(コロナの為数年ぶり)
参加された方お疲れ様でした!
僕はこの中で「引揚救助」という種目に出場してました。5年間。
こんな感じのやつです。これは広島市消防局さんの2013年。
この練習で腰を疲労骨折をしました。
もちろんこれだけが原因と断定はできないですが、この練習に長い時間と熱量を注ぎ、訓練の大きなウエイトを占めていました。
やってる最中は熱中してやってましたが、引退した今となって思う。
はたしてその努力は正しいことだったか?
腰が痛い日は、”恨み”とも似た感情が湧いてしまい割り切れません。
もちろん消防士という仕事、身体的要素は強く、個の自己犠牲がなければ成立しない世界です。
すべては要救助者の為。
ですが、それはあくまで要救助者の為。
果たしてこの「競技の練習」に価値はあったのだろうか?
競技を引退した今、自信はありません。
さんざん言われてる事なんですが、あくまでこれは「競技」であり、現場の活動と直結はしないという側面があります。
要救助者の為 と競技で勝ちたい自分のエゴを混同していなかっただろうか?
この腰で明日出会う要救助者を救えるか?
差し出す犠牲は、やってる間だけのものだと錯覚していました。
やってる間の分は覚悟してたけど、それだけでは僕の覚悟は足りてなかった。
5年間重ねた努力は一生続く痛みと等価の価値はあっただろうか?
この救助大会、消防の中でもほんとに賛否両論あって議論が荒れやすいトピックスです。
反対派もいれば肯定派もいて、それぞれ過激派もいます。
消防士1人1人に色んな思いがあります。
どんな意見も聞いてたら一理あると思います。
どっちの立場にもなりきれない。
救助隊を離れれば否定的な意見も耳にすることも増えます。
やってる間は気づかなかったこと。
正直やっている間は、一種の洗脳というかカルト要素がないと、”やってらんない”強度が必要とされます。
今年の大会ポスターを揶揄して、
「助ける」を競ってる前に隣の救急隊を助けてくれよ
という悲痛なtweetを目にしました。
少なくとも仲間からすらも手放しで応援されない現状は何とかなったらいいな、したいなと思います。
やっぱりネガティブな内容になりましたが本意ではありません。
テーマのせいということにしといて、次から楽しい文章書こっと。
後半は消防士向けになったかもしれませんが、誰かを批判する意図は無く、自戒の文章です。
救助大会。
見てる分にはシンプルに楽しいコンテンツですよ。
あなたの住んでる街が実は全国優勝とかしてるかもです!
知らなかった人は是非見てみてください。
おすすめします!
以上