リゾートワーク部、シゴトとミライについて考える。
奄美大島リゾートワーク部の加藤です。
夏ですね!今年は沖縄を除き全国的に梅雨明けが遅かったですが、奄美大島はなんと観測史上最も遅い記録を更新し、71日間も梅雨でした…。長かった……。
さて、奄美大島リゾートワーク部が所属しているサムライトでは、半期に1度、各組織ごとの「部門総会」というイベントがあります。
このイベントは半日くらいかけて、各部門で部門メンバー間の連携を高め、共通理解や共通意識を醸成し、組織を強化する目的で開催されます。
奄美大島リゾートワーク部の世を忍ぶ仮の姿、サムライト奄美大島支社でも、先日この「部門総会」を開催。奄美大島リゾートワーカーとしてのシゴトと、奄美大島支社のミライについてディスカッションを行いました。
リゾートでのリモートワーク。どうやったら働きやすくなる?
「(東京メンバーからも)働きたいと思われる魅力的な支社にしよう、とにかくおもしろく・うらやましがられる存在になろう」という願いにも似た意気込みのもと、「働きやすくするためにどうするか?」というテーマで行われたパートでは、「中途半端に縛られている感じがあるのが働きづらさの原因になっているのでは?」という辛口の(?)意見も飛び出しました。
その後も議論していく中で出た「中途半端に縛られている感じ」が生まれる要因の仮説としては、東京のオフィスワークを前提とした制度・評価方法・ワークフローが、フルリモートで働くうえではマッチしない、という構造的な問題という線が濃厚そうです。
リモートワークで働く上では、時間の自由度を高められるしくみ・タスクの優先順位の明確化・透明性の高い評価・オンライン上のシステムやツール活用で完結する業務環境などの有無が働きやすさを左右します。
そしておそらく、その働きやすさが生産性を左右する重要な要素となることでしょう。
昨今、在宅勤務を恒常的に取り入れることを表明した企業には、人事制度や評価のしくみを抜本的に改革することに同時並行して取り組んでいるところが多いように思いますが、それはやはり働き方の前提が変わるゆえにアップデートを迫られているということなのではないでしょうか。
そしてそのことは、「新しい働き方を育む」ことを経営理念として掲げているサムライトもまた、例外ではなく。(コロナの影響に伴う)全社的な見直しの必要性も感じられている中、今後「リゾートワーカーの働き方に合ったしくみとは?」といったテーマの検討も本格化する予定です。
まだまだ人数が少ないので、個別のしくみ・枠組みを設ける方が(全社的な観点でいえば)効率が悪いのでは?という面もあり。メンバーには不自由な思いをしながらがんばってもらっているのは申し訳ないところ。
個人的には、今後より多くの仲間を増やしていくうえで、いずれ向き合わなければならない課題と向き合うべき時が来ているのだと考えています。
そんなわけで、「新しい働き方を信じる」ことをMissionとして活動している奄美大島支社では、これからさらにリモートワークにおける働きやすさ・生産性向上に向けて何が必要なのか、研究と実践を積み重ね、「働きたいと思われる魅力的な支社、とにかくおもしろく・うらやましがられる存在」をめざして邁進してまいります。ご期待ください!
課題先進地だからこそ、可能性の宝庫でもある奄美大島。みんながワクワクするミライとは?
「これからのミライに向かって、何をしていきたいか」メンバーそれぞれの考えをぶつけ合ったのがパートでは、「奄美大島にどう貢献するか」という話に。
そうなんです、地元で生まれ育ってもう島に飽きている(?)メンバーもいれば、東京生まれ東京育ちで今年移住してきたメンバーもいれば…とバックグラウンドはさまざまなのですが、結局みんな、奄美大島が好きで、島のためになにか役に立ちたいという想いを持っているのです。
離島ゆえに情報の流通が遅れがちな現状から、「もっと島にいる人・島の企業にも東京の先進的な情報・事例を知り、(名産・観光などの)アピールを上手にできるようになってほしい」と感じたり。
ただ定年を迎えた人が移住してくる、農業や漁業をしたい限られた人が移住してくる、というだけでなく、「都会でスキルを磨いた後、島で遊びながら暮らす人を増やしたい」と思ったり。
高等教育機関がほとんどなく、就職も厳しいことから、島の若者が高校卒業のタイミングでほとんど島外に出ざるを得ない現実に対して、「高校卒業後に、島を出るだけじゃない選択肢を提供できないものか」と考えたり。
高齢化が進み、若者が島外に出ることから人口も減少の一途をたどる、さらに離島という地理的条件も重なっている”課題先進地” だからこそ、島のために貢献できる、やれること、やりたいことなどの可能性は大きく広がっています。
そして恐らく、同じような想いを持つ人が集まり、その輪が大きくなればなるほど、成し遂げられることも大きくなることでしょう。
奄美大島リゾートワーク部は、同じような想いを持つ、新しい仲間を待っています。興味のある方はお気軽にご連絡ください!