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夏イチゴ試験栽培2023 準備④ 屋外プランター栽培環境

生産性が高い高設栽培システム  vs  屋外プランターの違いは?

試験栽培2023に参加されたメンバーの株数は、2株~20株。各々での栽培環境に見合った試験栽培に挑戦頂いたが、2株用と1株用のプランターを各人で選択とした。(両方のプランターを利用の方も有り)。 

2つの特質については
① 移動の簡便さ:1株用は軽い。家庭栽培での日当たりの調節、強風雨の際の移動含めて軽量さの違いがある。
② 株間の課題:2株用は充分なな株間を取って定植するようにしたが、夏の草勢が強い時期は、株同志の葉の重なりがあり、試験栽培の難敵となる病気対策により気を使う必要がある。


プランター選択肢

右下写真は4株定植用。1プランターあたりの株数が増えると経済コスト的には安くなるが、草勢が強まった時に密植状況になるため、防除管理、徒長とならない株の管理が必要になる。4株定植用では定植はいわゆる2条植えで、株間・幅・培土量を含めて、高設栽培システム(高設ベット)と同等量であり、より生産現場に近い環境となる。

その他、留意点、プランター栽培、高設栽培は、農業資材商からのいちご専用培土の入手のタイミングもあったため、ホームセンターで同様の成分の培土(元肥)無しを選定した。但し、同培土に潅水した廃液のEC値(電気伝導度)を測ったところ、通常の10倍以上のセンサー値を示していた。高EC値の原因の確定は出来ないが、ヤシガラのあく抜き不足の問題の可能性もあったため、定植前に大量の潅水を行い、廃液が通常のEC値となるまであく抜きを実施した。

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