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最近の金融市場動向(2022年7月)
マスメディアの報道から戦争がほとんどなくなり、あたかも一段落着いた状況かのように感じられてますが、状況は変化していない。つまり、
今後の市場がどうなるかは分からない。
分かると豪語するのは未来人と詐欺師だけだが、これだけで終わってしまっては味気ないので、私なりの考えを記そうと思う。
為替は神経質な展開。
先月に137円台で円売りが一段落するかのような動きとなっていたと記したものの、一時期140円台に迫る動きとなったと思いきや、数日で132円台まで上昇するなど、もはや安定通貨とは呼べなくなっているように感じる。
先月同様に、外国株安の損失を円安がカバーしている側面があり、外貨建て資産を保有している人にとっては収支トントンな側面ではあるが、保有資産の全てをドル建てにするかは慎重になったほうが良いと考える。
それは米国株式が決して割安とは言い切れず、今後も下落する余地が多分に含まれていること。日本の国力が落ちているとは言え、景気後退局面でリーマンショックの様な円高に振れないとは言い切れないこと。
日本で生活している以上、日本円で決済する必要があるため、いくら円安傾向でも、ポートフォリオの大半を外貨で保有するには為替リスクを過度に背負う必要がある点や、税制上日本株が有利な側面もあり、一概に円がオワコンとも言えないこと。
これらを踏まえた上で、円資産を売却してまでドル建ての資産に買える必要があるのかを判断する必要がある。また、現状鎖国状態の日本だが、訪日観光客の受け入れを再開することなどにより、円を買う動きが出てくると現状の円安が続くとは思えない。
元総理銃撃事件。
内容は周知の事実としてここでは割愛させて頂くが、この一件は日本の政教分離原則の再考、統一教会、氷河期世代の孤立、国葬に関する政府の動きなど、これまでのメディアが大々的に報じることのなかった側面にスポットライトを当てたと言う意味で、山上さんは優秀だと感じる。
そして、本件でカルト宗教が蔓延るどうしようもない日本社会の構造を抜本的に変える、最初で最後のチャンスなのかも知れないとも感じている。信者から金を巻き上げ、法人としては非課税で韓国に献金するのが、日本の国力にとってプラスか、マイナスかは小学生でも分かることだが、地位や権力を有している人間ほど、統一教会を潰そうと明言していないし、マスメディアも団体名を伏せている。
ノブレス・オブリージュを忘れ、私利私欲に溺れた人間ばかりが、日本社会の中枢に蔓延っている以上、失われたYY年の年数が40年、50年と増加するだけである。
今我々がやるべきことは国葬の反対運動ではなく、財力、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことをネット上で束になって主張し、貴族階級の方々に統一教会をぶっ潰す形で責任を全うして頂かなければ、山上さんのような宗教二世で苦しむ方々が救われない。
何となく統一教会に巻き込まれたくないからと何もせずに、苦しんでいる宗教二世を見殺しにするのは、実質的に統一教会に加担したのと同じである。あなたはどちらを選ぶ?
消費者物価指数3ヶ月連続で2%上昇。
世間ではスタグフレーションだ、スクリューフレーションだ横文字で騒がれているが、先月にも触れてたように、現在の値上げは昨年からの原油価格高騰に伴うものであって、2月24日からの戦争は織り込んでいない。
つまり、近いうちに物価上昇は治まるという楽観的に考えるよりも、暫くこの傾向が続くと悲観的に考える方が現実的と言える。
そして、インフレに対して貯蓄で対処するのは、通貨価値が目減りしている以上得策とは言えず、少しでもインフレ耐性のある株式などの資産に変える必要性が増してきている。
実際に日経平均やTOPIXなどの指数で見ると年初来で微減していてパッとしない日本株だが、バリューで高配当な銘柄は価値が見直されている印象で、私のポートフォリオでは含み益が増大しており、数銘柄は利確や損切りを行い、9月期の配当金ラッシュに向けてリバランスを行っている最中である。
原油価格の高騰やサプライチェーンの分断によって悲鳴を上げている人も居れば、それが利益となる人も居る。想像力を働かせてお金が動くと思う所に投じると、絶対ではないものの、結構な確率で自ずと実利という結果が得られることが多くなる。
他人と同じように考えていれば、同じような結果にしかならない。大きな利益を得るためには、往々にして大方の意見と逆行して、積極的にリスクを取る必要があり、そのためには、幅広い知識と、大衆とは一味違う着眼点や感性が重要だったりする。
今すぐ証券口座位は開設して、少額で良いから身銭を切って、やりながら経済に関してあれこれ学ぶのが最も効率的である。成功者はピンチをチャンスと捉える。昨今のインフレは、デフレ脳で染まりきっている私達に生活苦と言う名の試練であるとともに、この局面を上手く乗り越えられた者だけが、次の景気循環で大きな利益を生み出せる絶好の機会と捉えることが出来る。共に乗り越えて未来で笑おう。