経験豊富なエンジニアほど、「働きやすさ」「やりがい」を感じるResilireの開発環境とは
Resilireに入社したばかりのエンジニアの西田 暢さんと奥村 雄太さんに、入社の決め手や、これまでの取り組み、そして今後の展望について、お話を伺いました。
Resilireに入社を決めた理由
― お二人の入社はいつごろになりますか?
西田:2023年の12月に業務委託として入り、2024年の1月から正社員になりました。
奥村:僕は2024年の2月に業務委託として入り、4月に入社しました。
― 正社員としては、西田さんは3ヶ月、奥村さんは1ヶ月ということですね。それぞれ簡単に入社理由を聞かせてください。
西田:一つ目は、Resilireの「社会課題を解決する」というミッションに共感したというのが大きな理由です。Resilireが社会課題を解決するためのプロダクトを作っているというところに、自分自身も「燃える」という感覚があって、自分の時間を使うのに最高のプロダクトだなと思いました。二つ目は、良い組織、そして良い開発フローであることを一つの転職軸としていたのですが、実際にメンバーの話を聞くなかで、そこに確信を持てたというところが大きなポイントでした。実際に入社してみて、間違いではなかったと感じています。
― ありがとうございます。ちなみに一つ目の「燃える」というのは、具体的にどういった部分で感じましたか。
西田:社会課題を解決するプロダクトって数多くあると思うのですが、そのなかでもResilireのプロダクトは「災害」「コロナ」「地政学リスク」など幅広いリスク情報を扱っていて、それはサプライチェーンの一番先にいる消費者の方々に影響を及ぼすほど、重要かつ大きなテーマだと考えています。そういった重要なリスクに対して対策をしていくプロダクトであるというところが、一番大きな魅力だと感じました。
― 大きな社会課題に向き合い、最終的に消費者へ影響を及ぼすポテンシャルがあることがチャレンジする大きなモチベーションにつながったのですね。奥村さんはいかがでしょうか。
奥村:僕はいろいろお話を聞いたなかで、率直にResilireが一番ビジネスとして面白いと感じました。対象とする業界が多岐に渡っていて、市場もとても大きい。またビジネスモデルに関しても、今後伸びていくビジョンがあると感じました。とはいえ、個人的にずっと大企業で仕事をしてきたこと、また最近子供が生まれて育児との両立をしていく状況で、スタートアップの働き方に不安もあったのですが、実際にResilireのオフィスでいろいろな方とお話させていただいたときに「人が合いそうだな」と感じ、それが決め手となりました。
― ありがとうございます。二点お伺いしたいのですが、まずビジネスモデルについてはどのあたりが具体的に伸びそうだと思ったのか、また実際に社員と会うなかでなぜ「人が合いそう」だと感じられたのか、教えてください。
奥村:ビジネスモデルに関しては、SaaSにおいて「コンパウンドスタートアップ」という概念がありますが、それに沿うとSaaSにとって軸となるデータは非常に重要だと考えていて、そのなかでResilireが取り扱っている「サプライチェーンのデータ」は、まだ占有されていない、そしてこれから占有できる余地があるものだと感じました。そしてResilireはバイヤーからサプライヤーへIDを配って利用いただくプロダクトなので、ネットワーク効果でユーザーが爆発的に広がるといった未来もイメージできました。 「人」については、どうしてもスタートアップってすごくキラキラしているイメージで、自分自身が馴染めるかなという懸念もありましたが、Resilireの人たちは地に足がついていて、誠実な方ばかりだなという印象を持ちました。かつ面接を通して「互いに助け合っていける」というイメージを持てたのも大きかったです。僕自身育児をしながらというところで、ここは大変重要な部分でした。この人たちなら一緒なら働いていけると思いましたね。
― ありがとうございます。Resilireが取り扱うデータの希少性やデータの広がりからビジネスの伸び代を感じられたのですね。人の面においても面接の段階でお互いに助け合えそうだと思えるというのは、安心感につながり、とても良いですね。
これまでの取り組みと、やりがいを感じる瞬間
― ここからより具体的な業務のお話を伺いたいのですが、入社以来実際にどんなことに取り組んできたのかを聞かせてください。
西田:入社した当初は、上流の仕様整備はしっかりとされている一方で、機能開発も遅延しているなど、下流の現場レベルでまだ円滑に回っていないという印象がありました。そんななか自分のすべきことを模索していたのですが、まずは一部の人に集中していたタスクを可視化し、できる部分から巻き取っていこうという意識で業務にあたりました。まずはプルリクエストのレビューをしっかり行い、そこから徐々に品質向上やバグの修正といったところで主導権を持って推進することができました。バグのフィードバックを全て整理し、ミーティングでそれらの優先順位を議論し、次のスプリントまでに確実にタスクを遂行するというサイクルを重ねていきました。また機能開発にも焦点を当てて、お客様データのオンボーディング設定をしたり、運用データ保守周りのところをシステム化したり、パフォーマンス改善としてエンドポイント処理を改善するための調査をしたり、お客様からの不具合調査を引き受けたりするなど、こぼれがちな球を自分から拾っていきました。
― かなり広範にわたっているんですね。タスクの優先順位付けはどのように進めているのでしょうか。
西田:Slackにフィードバックを集めて、そこから起票していき、それらをマイルストーンに紐付けるというやり方をしています。これまでは、不具合があったとしても特定の人にその調査依頼がされるだけだったので、可視化して全員でタスク認識を共有し、メンバーで議論して優先度順に並べていくという作業をしていますね。「見える化」することが非常に肝心だと実感しています。
― ありがとうございます。では奥村さん、業務委託期間を入れると3ヶ月近くになりますが、これまでどういった取り組みをされてきたのでしょうか。
奥村:僕はフロントエンドエンジニアという形で入社したのですが、実際に入社してみたらサーバーサイドやインフラのほうが課題が多かったので、現在はそのあたりに携わっていることが多いですね。まずは開発環境の整備や、パフォーマンス状況などを可視化するなどして、他の方が調査や改善をするときに役立つよう努めています。あとは不具合も数多くあったので、それを直しながらいろいろなことを学んでいるところです。
― 実際にお二人が入社してから、CS側からプロダクトサイドへの感謝の声が聞こえることが多くなったと感じます。CSとして提供するプロダクトの品質が明らかに向上していることを一番感じているのだと思います。
奥村:各部門の声がプロダクトサイドに届く、というのは、Resilireのとても良い文化だなと思っています。実際にお客様と対面しているCSの方からフィードバックがもらえると、僕としては非常にやりがいを感じるし、もっと頑張ろうと思えますね。
― ありがたいことにお客様も丁寧なフィードバックを届けてくれるし、それをCSがきちんと拾い上げて、開発側に伝えようという意思がありますよね。
ところで入社直後はタスクやイシューもまったく整備されていない環境だったと思うのですが、動きにくさというのはありましたか?
西田:動きにくいということはなかったのですが、何から着手すれば良いかわからないという状況はあったかと思います。当時リアーキテクチャが長引いたということもあり、開発者の習熟度も上がっている状況だったので、自分が全面的に巻き取るというよりも、こぼれた球を拾うことが大事だなと、日々の業務を通して実感していったという印象ですね。でもメンバーが助けてくれたので、自分一人でやっている感覚はなかったですし、むしろ自分に何ができるかを考えるのは楽しかったです。
― アーリーフェーズのスタートアップに飛び込んでいるので、まだいろいろと整備されていない状況というのはある程度想像していたかとは思うのですが、実際に入社してみて、当初の想像と比べるといかがでしたか?
西田:想像と同じくらいでしたね。ただ、上流の仕様整備のあたりは非常に良く考慮されているなと思いました。Resilireはまずデザインを書いて、立ち上がったものを開発者に渡していくというフローなのですが、基本的なことはfigmaに網羅されていたり、質問があったらその場でSlackやGatherを通じてコミュニケーションを取れる環境があるので、仕様面で困って作業が進まないことはなかったです。この段階で仕様整備まわりが網羅的にカバーされているというのは、良い意味で想像とのギャップがありました。
― なるほど、ありがとうございます。奥村さんは動きにくさを感じることはありましたか?
奥村:あまりなかったですね。一番最初に声を掛けていただいたときは、ボロボロなんじゃないかという想定はあったのですが、面接を重ねるなかで、今のGitHubのCIや諸々の仕組み、Slackのワークフローなど、可能な限り自動化するという方針でシステムが整備されていることを知り、アーリーフェーズのスタートアップでこういった仕組みがあることがすごいなと思っていました。実際に入社してみても、西田さんからもお話があったようなツールに加え、システム詳細のADRや、ReadMeなどのドキュメントが充実していて、そのあたりは想定以上でした。
― これまで新しいメンバーが入ってくるごとに課題が改善され、着実に整備が進んできていますね。
奥村:あともう一つやりやすかった部分として、とにかくタイトなスケジュールのなかでも、チームの雰囲気が明るかったです。どうしても実際の稼働時間が長くはなるのですが、そのなかでも明るく、お互い助け合いながら業務にあたっていて、とても良い雰囲気でした。それからコードに関しては、急ぎのコードがそれほど多くないという印象でした。網羅的ではないものの、最低限カバーしたい部分はすでに書かれていたので、一定の品質は担保されたうえで残りの部分を急いで頑張って作ったという状況でしたね。
― なるほど。PJを進める上でチームの雰囲気は非常に重要ですが、このアーリーで大変ななかで明るい雰囲気が作れているのは非常に良いことですね。
奥村:やはりCSがお客様の声をフィードバックしてくれることでやりがいを感じられたり、作業の目的や背景をチーム内でしっかり共有できているからこそ、前向きになれるのかなと思います。
― ちゃんとお客様の体験の改善に繋がっていると実感できるというのは大切ですよね。近い内容になるかもしれませんが、入社してからやりがいを感じた瞬間や、面白かった取り組みがあれば聞かせてください。
西田:私の場合はリアーキテクチャをリリースできたことですね。基盤としても非常に良いものができたと思っています。あとは最近チームで取り組んでいる、Asanaを使ったタスクの可視化ですね。可視化することによって、開発フローのみならず、どういう修正が必要で、それによりどういう影響があるのかを把握できたり、また影響範囲からドキュメントを作るといったことまで波及できていて、着々と良いサイクルが構築できていると感じています。
― Asanaを使った可視化というのは、開発側のみならずビジネス側にも良い影響がありましたね。これまでは今後のロードマップがビジネス側から見えにくいという状況がありました。ロードマップが可視化されることで、より円滑なお客様とのコミュニケーションに繋がっていると感じています。
奥村さんのやりがいを感じる瞬間は、いかがでしょうか?
奥村:僕はやはり根はフロントエンドエンジニアなので、ユーザー体験を改善することに一番やりがいを感じますね。たとえば直近では、ログインでの待機時間を大幅に短縮できたなど、お客様目線でのパフォーマンスが改善されるととても嬉しいと感じますね。
今後の取り組み、新しいメンバーに期待すること
― 最後に、今後どんなことをやっていきたいか、あとは新しく入社される方に期待することがあれば、ぜひ教えてください。
西田:私の場合はまだまだ守備範囲が狭いと感じているので、今後はドメイン知識を増やしていきたいと思っています。そしてResilireのプロダクトが今後マルチプロダクト化していく将来を見据えて、それに耐えられる機能設計を考えていくというのが、長期的な展望になりますね。あとは引き続き、各種ロードマップ開発において見えていないところを見える化して、プロジェクトを円滑に進められる状態にするというところを、責任を持って遂行したいと思っています。
奥村:僕個人で言うと、やはりユーザー体験を良くするために機能面を改善していきたいのと、今後デザインを全面的にブラッシュアップしていく計画があるので、そこにエンジニアとして貢献していきたいと思っています。新しく入社される方に期待することは、今後予期せぬ事態や障害が起きたときの運用をより強化していくというところに、ともに携わっていければと思っています。Resilireのプロダクトは、災害時に正常に機能するという点が肝要なので、そこをより強化していきたいというビジョンがありますね。
― まだまだお客様目線でのパフォーマンスや運用周りで課題があり、かつマルチプロダクト化に向けて開発ボリュームもどんどん大きくなっていくので、頼りになる仲間に参画いただきたいですね。お二人とも、お話ありがとうございました。
最後に
Resilireでは、エンジニアを積極的に採用しています!
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