5月の気になるResiliency的ニュース勝手に5選
こんにちは、shuntaroです!
今回は、5月のニュースの中でResiliency(回復力)、事業継続、 ITの観点で気になるニュースをPEST(政治、経済、社会、技術)の観点で分類し、勝手に5つ厳選しました!
【P:政治】経済安保推進法が成立
5/11、経済安全保障推進法が成立しました。
この法律は以下の4つで構成されています。
今後、これに絡むビジネスが生まれてくるかもしれませんね。
供給網の強化(施行は公布後9ヶ月以内)
インフラの安全確保(施行は公布後1年6ヶ月~1年9ヶ月以内)
先端技術の官民協力(施行は公布後9ヶ月以内)
特許の非公開(施行は公布後2年以内)
なお、経済安全保障にて、安定供給が必要な「特定重要物資」にクラウドサービスが含まれる調整が進んでいるようです。これにより国産クラウド利用やプライベートクラウド利用が進む可能性がありますので、要注視ですね。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60560200W2A500C2EA3000/
【E:経済】世界企業減速
ロシアのウクライナ侵攻や物価上昇が重なり、世界景気が減速し、回復基調の転換点が生じている可能性が出てきました。
特に、新型コロナウィルス下で成長した情報通信分野の企業として名高いGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)はいずれも成長減速しており、企業としてのResiliencyが試される局面が来たと言えますね。
【S:社会】サイバー攻撃倍増
情報システムの未知に欠陥に対するサイバー攻撃、すなわち「ゼロデイ攻撃」の件数が2021年は2020年比で倍増していることが、米国セキュリテイ会社調査にて判明しました。
2020年のコロナ拡大により、在宅勤務等が広がってから、企業がサイバー攻撃を受けたというニュースや記事を見ない日がないほど、サイバー攻撃の被害が増えている原因の一つかもしれませんね
【S:社会】首都直下地震 被害想定見直し
東京都による首都直下地震の被害想定が見直されました。東日本大震災以後、防災の取り組みにより被害想定が減少している一方で、新たな課題も見えてきたとのこと。
個人的には今回の報告の中で時系列で被害想定の変化が整理されたことです。
状況が刻々と変化することを想定した備えのあり方が進むと良いですね。
【T:技術】ローカル5G 首都高で実験
首都高において、災害時に映像を送信して状況把握をことを目指し、「ローカル5G」の実証実験が始まります。
ここでいう災害は首都圏直下型地震のような大規模災害ではなく、事故や道路破損を想定したもののようです。
これにより、少しでも渋滞/規制情報等がより早く展開され、渋滞を回避できるようになるかもしれませんね。
https://www.shutoko.co.jp/updates/2022/data/05/09_local5g/