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採用地獄でみた、31歳の哀愁。

この頃、ビジネスの拡大と組織拡大が大きなミッションでした。毎日何回も採用面接を実施し、仕事の半分は採用!という日々を過ごしました。

公私ともに立ち上がりがいまいちなワタクシは、この頃からようやく”People Manager”という立場を自覚し始めていました(遅ぇ)。今もまだまだ勉強中ですが、組織の中でビジネスをリードするというだけはなく、誰かのキャリアや人生に関わる立場として毎日毎日毎日悩んでいました。
30代後半からはなんとなーく自分なりの答えを見出したのですが、この頃は平気なフリしてどうしたらいいんだろ。。。という感じでしたね。

そんな中、毎月のように入社してくるメンバーに言われたのが。
「面接が怖かったです。。」
「全然笑ってくれなかったですよね。。」
「絶対に落ちたと思いました。。。」
「圧迫面接でしたよ。あれわ。」
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「1次面接は怖かったのに、2次はニコニコで別人かと。。。」
「ツンデレなんですか?」

ツンデレなわけないだろ。圧迫面接って言うなや!今の時代ならまぁまぁの問題だわ。

今もそうですが”採用”ってめちゃくちゃ大事なんですよね。組織運営をしていく上で、お金をどうする?とか経営戦略をどうする?とかマーケットをどう開拓していくのー?とかいろいろメンドクサイ活動がありますが、同等レベルで人材採用は重要。何よりこれに失敗するとリカバーが本当に難しい。会社にもよるけど簡単に人を異動させたり辞めさせたりはできなかったりもします。そして採用にも育成にもとんでもない時間とお金がかかる。この責任を負うのはナカナカの重責なのであります。

で、、ツンデレとか思われてたのも、中途半端にこの重要性を理解していた自分の問題でもありました。当時の面接では「こいつが組織に貢献できるか見極めるぜ」という姿勢で臨んでいました。もちろん今もその要素はありますが、面接のベースはお互いのマッチングだと思うので、それじゃただの片思いなんですよね。。。
当時の私は ”絶対に間違えられない。この人の人生にも重要な問題なのだ!” というクソ真面目な(それでいいんだけどね)考えで採用面接に臨んでいたため、スーパー真剣モードで1次面接をしていたのであります。
この話を入社したメンバーたちに説明すると分かったフリはしてくれましたが、言い訳だと思われたでしょうね。たぶん。
あの時の頑張りで50人ほどのキャリア採用をすることができた。全員ではないけれど、今もつながりがある大事な仲間ができました。財産です。

そしてほどなくしてリーマンショックが起きます。
すべてが暗転し始めるのです。

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