焚き火の効用に関連して、少々長いですが、引用して紹介します。
宮台先生の言うように、社会はどんどん安全・便利・快適になって、一見住みよくなっているはずなのに、どうしてこうも孤独が蔓延するのだろうか。私たちの生活において、「見えにくいけど、大切な何か」を欠いてきたことに思いを馳せる必要があるようだ。
残念ながら実現していないが、私もずっと「焚き火をしたい」「火を囲みたい」という欲求がある。きっとそれも、誰かと火を囲んで、融合して、一緒になることを遺伝子レベルで欲しているんだと思う。
焚き火くらい思い立ったらすぐに出来そうなのに、やる場所もなければ、やる道具もない。気軽に「今から焚き火しよう」と誘える人たちを見つけるのも難しい。ここ数十年で私たちが失ったものはあまりにも大きいのかもしれない。
さて、寒い冬は苦手なのだが、冬は職場に石油ストーブが登場するから好きだ。焚き火とまではいかないが、火を囲む機会ができるのでその点はとても良い。ストーブを囲んでいると、自然に会話が始まる。火の力はすごいなといつも思いながら過ごしている。