これまでの香水遍歴
気がつけば前回投稿の記事から1ヶ月以上経っていることに驚きを隠せない。サロパ予習編が前回1ヶ月前の記事だった。
けっきょく新宿伊勢丹サロパ期間は、労働に勤しむ日々を過ごしてしまい、1日たりとも参加できなかった筆者。よくよく計算すると、年間労働日数の半分近くは国に捧げているのに、楽しみにしている年1のお祭り期間に1日も参加できないなんて、なんて哀れなのだろう?
どうせ納税するならゲラン帝国に納税し、円安で値上がった香水をふりまいて、良い香りにつつまれる人生を送りたかった。たとえ円の安さと消費税の高さにおののいたとしても。
そんなわけで「2024年サロパ購入品はこちらです☆」ができない筆者は、タイトル通り「これまでの香水遍歴」をご紹介したいと思う。貼り付けてある香水の有料記事は全て、マガジンからも読める。
■導入期
身近にあった香り(祖母・母の香水)
物心ついた頃から、祖母も母も、常日頃から香りを纏う習慣はなく、大抵はスキンケアや化粧品などの香りを時おり感じさせる程度であった。家には他所からのお土産やサンプルで頂いた香水も多少あるが、基本的にシャネルの香水に愛用のコロンをもつ程度。
母は今でも資生堂の「シトラスブーケ」というシャワーコロンを愛用している。ただ現在は手に入らないので、とても大事に使っているようだ。筆者もこの香りが大好きである。
祖母の資生堂「禅」のコロンはほぼ使用されていないので譲ってもらった。「禅」のパフュームパウダー(廃盤品)は時々愛用している様子だった。
シャネルの香水は、母は今では時々使う程度、祖母は殆ど使わないと言っていた。
祖母も母も香りに関しては清々しく、大変ミニマル。筆者も内心では、はやくそれになりたい。
高校生の頃、そんなには多くない母の香水から見つけたのは、シャネルのココオーデパルファンのサンプルチューブ。1本はすぐ使い切って空になった。
初めて纏ったのはこのシャネルのココで、オリエンタルノートが好きだと気づくきっかけになった。
シャネルのガーデニアは筆者が後々手に入れたもので、それもすぐに使い切って空になった。
もし高校生の頃、シャネルのガーデニアオーデトワレに出会って纏っていたら、永遠にそれを使って満足していたと思う。まさかその後、こんなにも香水散財することになるなんて。タイムマシーンがあるならば、あの頃の筆者にシャネルのガーデニアをプレゼントしに行きたいくらいだ。
■過熱期
社会人になってから、気になった調香師やブランドメゾンごとに香水を大量に買い集めてレビューを書いていた時期があった。香水散財・過熱期である。ディスカバリーセットは多少あったが今ほどなく、量り売りのサービスも今ほど充実していなかったので、ボトル買いをしたりして諭吉さん(現在の渋沢栄一)も勢いよく飛んでいった。2024年現在は値上げと円安で、同じことをやるなら数倍の渋沢さんが必要になるだろう。
過熱期のピークには、毎日違う香水を纏ったとしても、1年では回せきれないほど香水が集まる事態となった。そうなると香水収納にも当然悩みがでてくるので、当時は「香水収納」とか「コスメ収納」とかで検索履歴が埋まっていた記憶がある。香水を使おうと手に取る度に、落としたり倒したりして、ひとり大騒ぎ。部屋は常に香りで溢れてた。
加えて、手に入れた全ての香りを好き嫌い関係なくレビューしていたので、香り過多のストレスがあったらしく、人生初の過敏性腸炎を患うことに。香りでお腹を下す日がくるだなんて・・・ウソみたいなホントの話である。
この頃はじめた香水のレビュー。ブランドごとに振り分けているものがほとんどだが、調香師フランシスクルジャン氏で特集したノートはひとつだけ特殊なので公開している。その他、以下に貼り付けるブランドは、夢中になって集めていたため、特にボリュームが多い(順不同)。
■現在
今現在は、すぐに使わない香水などはお譲りするなどして、落としたり倒したりすることがなくなる量まで減らしてきた。
新たな香りとの出会いも、気になる香りや好きな香りだけをピックアップしてレビューをしている。そのため、メゾンブランド数は多いけれど、各ノートのボリュームは少なめ。過熱期に集めていた香水もあるが、本当に欲しいと思えそうな香水だけに吟味して残す作業を続けている。
なんだか全体的に目次みたいな記事になってしまったが、これまで出会ってきた香水ブランドのノートを貼り付けて紹介を終えたいと思う。