捨てられたポス○ペットたちはどこへ行ったの?
あるとき、思い出す。何万人ものユーザーたちに生み出され、アカウントごと忘れ去られたポ○トペットたちの行方を。コモモだっけ?スモモだっけ? 可愛らしいキャラクターたちが目に見えない電子のお手紙を運んでくれる。そんな未来世界を感じるサービスに、私たちは湧き立った。その結果、何千何万ものパソコン上にペットたちが迎え入れられた。トイレのお世話をして、おやつをあげる、そんなたわいのないコミュニケーションを重ねて絆を育んだペットたちは、現実世界の離れたお友達からのお手紙を運んでくる。封筒もない、便箋もない、でも想いは伝わる。そんな今までやったことないような不思議なやりとりは、私たちの生活を一歩未来へ進めてくれたように思えた。でもね、気づいてしまったんだ。手紙を運んでいるのは彼らじゃないってことに。いくら当時の回線が遅いとはいえ、テキストなんか大した容量じゃない、既にサーバーからパソコンへ到着済みのメールをペットたちは運んできたふりをしているだけだ。自分の仕事が終わったのに、まだ働いている周囲の人々に気づいて、他の仕事を頼まれないようにメールボックスやwordを意味もなくオン/オフしているようなもの。彼らポスト○ットも、wordのアシスタントのイルカみたいに陸に打ち捨てられるのも時間の問題だった。ライ○フレンズ共、次はお前らだぞ。茶色いクマはいつまで生き残れるのだろうか。
使い回しが露骨すぎる