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Vol.33 飲食店情報の閲覧数について

今日は、アフターコロナとなり、浜松の夜の街並みも少しずつ人通りが多くなってきたよう気がしたので、静岡県西部飲食店情報の「居酒屋・バー」の閲覧数について調べてみました。

以下のデータの見方は、新型コロナウイルス発生前の2019年の同月同週比で、プラスかマイナスかで見ております。

出典:Retty株式会社 Food Data Platform

これを見る限りでは、2023年5月第3週(直近のデータでないのは、この後との資料との関係です)では、▲74%となっており、まだまだ大きなマイナスとなったままですね…
あまり戻ってないようです。
(ただし、このデータは、あくまでも閲覧数になりますので、実際にそこに行った人の数ではありませんので、ご注意を)

ということで、次は流動人口で調べてみました。
上記データは、あくまでも静岡県西部という少し大きな単位となりますが、この流動人口については、この地域では「居酒屋・バー」が多いであろう浜松駅周辺の下の地図の赤枠内について調べてみました。

出典:「混雑統計®」©ZENRIN DataCom CO., LTD.

以下は、上記地図赤枠内の2019年5月と2023年5月の流動人口を比較していますが、特に「居酒屋・バー」が営業されている17時から23時を対象にしてみていきます。

出典:「混雑統計®」©ZENRIN DataCom CO., LTD.

グラフ全体的に見ると、大きな変化がないように見受けられ、仕事時間が終わる17時ころから急激に流動人口が減り始めていることが分かります。
では、具体的に数値として見てみましょう。

出典:「混雑統計®」©ZENRIN DataCom CO., LTD.データを加工

こちらでは、時間当たりの流動人口数と、1時間前からの減少率を見ています。

まずは、そもそも17時の段階で、2023年5月の方が2,000人も少なくなっています。つまりは、外のエリアからこの地域に来ている人自体が少なくなっている傾向が読み取れます。
この段階で母数が少ないので、スタート時点から、「居酒屋・バー」をはじめとした飲食店にとっては厳しい状況ですね。

次に1時間前からの減少率を見ると、2023年5月では、少し残業をした19時ころでしょうか?、▲4.38%と大きく減少しています。
やはり飲みに行く方が減っている傾向でしょうか?

ここで私が少し注目したところは、22時、23時の減少率が、2019年の方が大きくなっているということです。

一つの仮説としては、一次会が終わって帰る人がこの時間帯に集中しているので、マイナス幅が大きくなっているような気がします。
ただ、そのマイナス幅が2023年の方が少ないということは、一次会が終わり、二次会に行く人が比較的多いのではないかという仮説です。

さらに踏み込んで考えてみると、2023年は付き合いで飲みに出るケースが多かったので一次会で帰る人が多かったですが、2023年は、そういう付き合いの飲み会が減り、本当にお酒を飲むことが好きな人たちが飲みに出ているケースが多く、二次会、三次会と場所を変えて残っている人が多いのかもしれないということです。

まあ、今回の分析では、2019年、2023年の5月だけで比較しているので、何とも言えませんが、もし、この仮説があっているのであれば、「居酒屋・バー」で提供するものも、お酒好きの方をよりターゲットに絞り込み、通な飲み方の提案であったり、珍しいお酒であったりを提供したりすることも一つの策かもしれませんね。

私が投稿しているものは、ほとんどが深い分析をしておらず、あくまでも考え方のきっかけだけを提示していますので、もし、ご自身で調べられる対象のものがあったら、参考にして、より細かく分析してみてください。

また、気が向いたら投稿していきます。

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