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#72 透析ってなんぞや?

⬆️音声でお話しもしているので忙しい方はながら聞きにどうぞ‼️⬆️

こんにちは!

臨床工学技士のゆーれいです!

今日は僕の臨床工学技士としての仕事のメインとなる業務の透析についてお話ししていこうと思います。

結論からお話しすると
透析とは…腎臓の代わりに血液から水分や毒素を取り除いてくれる治療だよ!ということです。

では、詳しく説明していきます。

透析とは正確には血液浄化療法という治療なかの一つでこれはどんな治療かと言いますと血液から不要な物質や有毒な物質を除去する治療を血液浄化療法と言います。

血液透析のほかにも腹膜透析だったり血漿交換や吸着療法という特殊な方法もあるのですがまたそれは別の機会に説明していきたいと思います。

で、この透析なんですが日本で何人くらいの人がこの治療をしていると思いますか?

実は約30万人がこの治療を実施しているそうです。
日本の人口が1億2000万人くらいなので、400人に1人が血液透析をしている計算になります。多いのか少ないのかなんとも言えない数字ですよねw
65歳以上になると170人に1人らしいです。
やはり高齢になって腎臓がダメになってしまう人が多いみたいですね。

話を戻します。

血液透析が血液から不要有毒物質を取り除くことを目的としているのは先程説明しましたが、ではなぜ体に不要な物質、有毒物質が溜まってしまうのかというと腎臓という臓器がダメになってしまうからなんですね。

この腎臓という臓器はおしっこの元を作ってくれたり、血液を作ってくれるホルモンを出したり、骨を丈夫にする物質を出してくれたり、血圧を調節してくれたりする臓器なんですがこれがなんらかの原因で働かなくなってしまうとおしっことして老廃物やお水を体の外へ出すことができなくなってしまうので具合が悪くなってしまうわけなんですね。

また、腎臓の働きが一旦悪くなってしまうとそこから回復するのは難しいため、一度透析を始めたら一生それに付き合っていかなければなりません。

腎臓の機能は老廃物や水分の排出と血液を作るホルモンを作ったりなんですが、透析で代われる機能としては老廃物と水分の除去だけなんです。ほかの機能は透析だけでは補うことができないので、血液を作るホルモンは薬で補っています。他にもカルシウムの吸収を促す物質(活性型ビタミンD3)なんかも薬ですね。

24時間365日休みなく働いていた腎臓が働かなくなったからといって血液透析をずっとやるわけにはいかないので、一回の治療で4〜5時間。これを週3回行っています。

結構拘束されますよね。
患者さんもこの拘束時間が嫌な人が多いと思います。
そりゃ、4時間も5時間もベッドで横になるのは辛いですよね。寝れたらいいですけど、昼間だとそうもいきません。それを2日に一回。

これだけやれば腎臓の機能大体補えるでしょ!
と思うかもしれませんが
これだけの時間の透析と薬だけでは健康な腎臓の役割を100%補うことは無理なんですね。

なので、患者さんの自己管理も大切になってくるわけです。
例えばおしっこが出ないので水分は取りすぎないようにする。とか、生野菜は極力控える。とかですね。
僕ら透析スタッフと患者さんが協力しながら治療していくことが患者さんのよりよい透析ライフを送るために大切だと思っています。

今日は透析ってどんな治療なの?というテーマで話ました。

どうでしたか?少し難しかったですかね?

とりあえず透析って腎臓の代わりに水分とか毒素を取り除いてくれるんだなって思ってもらえればOKです。

また透析に関することをお話ししていきたいと思いますのでよかったらまたよろしくお願いします。
ここがわからなかったよ!とか疑問に思ったことなどあればどしどしコメントしていただければ幸いです!

それでは今日はここまでにしたいと思います。
素敵な一日をお過ごしください。
ゆーれいでした。
またね!

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