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映画「きみはいい子」父親たち育児参加してなさすぎる件

注:ムカついたので言葉汚いかもです。

実は昔この映画を見てボロボロに泣いて、
次の日学校を休んでゆっくりしないと
全然回復しないくらい
しんどい映画でした。

今日、帰宅すると
同居人がこの映画を見ていて、
うわぁ〜まじかよ〜ってなったのが正直な感想です。

めーちゃくちゃしんどい

特に最初の方は
もう消してくれって頼みたくなるくらいしんどいです。

しんどい、とかいう語彙力のない言葉で表しているので、私なりにきちんと表現すると

つらい
悲しい
つらい
つらい
つらい

って感じです。
(結局語彙力はない)

注:ここからネタバレします。

小学校の新任教師役の高良健吾がこれまたすごい演技なんですよ。

ほんとーにむかつく。

ある程度の苦労と、ある程度の挫折と、ある程度の成功を積み重ねた、一般的な人なのだろうな、と推察できるような、小学校の新任教師なのですが、

ほんとーにもう…なんか…

ありふれた家族しか周りにはいなかったのか、はたまた周りが隠すのが上手かったのかはわかりませんが、

一般的な普通の家庭しか知らないし、存在は知っていたけど、本当に実在するのかこんな家庭…と思っているような顔つきで…

ふう…

……

このお話は、
ネグレクトや児童虐待、発達障害、認知症、DVなどの問題をあらゆる人間関係を通して、スポットを当てていくような映画です。
児童虐待の裏で、その親はどのようにして育ってきたのか、ネグレクトとDVについて、発達障害を持つ子と認知症のお婆ちゃんの出会い、この3つを焦点に繰り広げられます。

ふぅ…

DVを受けたことがある身として、親の過去にそういう経験があったから、ということは、まあ、そうですね。わかります。理解しているつもりです。父も可哀想な人だったと思っています。

それでもだからこそ、それを正当化できるような問題ではないのです。

確かに、
あんなに追い詰められていたら、
親と子一対一でずっと向き合っていきゃいけないワンオペ状態、、、

はぁ…

ずっと喉元に何かが引っかかってるようです。
小さな骨が刺さったみたいな。

だれも悪くないし、
だれも責められない。

終わりは少しみんなが一歩進んだのかな、と言えるような終わり方でした。

だがしかし!!!!!!

父親!!!!!!!!!

お前は許さん!!!!!!!!!!!

この映画、父親が出てこないんですよ!!!!

再婚相手の激最悪ヒモDV男は出てくるんですけど、実の父親が一人もいない!!!!!!!!!!!

家族からDVされていた過去がある尾野真千子の旦那は、電話だけスッと現れて、単身赴任先のタイだか、どっかから電話するだけ

お前ら!!!!!!

お前らの精子がなきゃ生まれてないんだぞ!!!!!!!!!!!

一度は子供をつくるって決めたんだろ!!!!!!!!!!!

当事者意識と責任感を持て!!!!!!!!!!!!!

二人の子供だろ!!!!!!!!!!!!!!!

猿でもわかるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

クソが!!!!!!!!!!!!!

……

まじで、ずっとこの気持ち…

前見たときは激病みしたし、今回もすごく泣いたけど、父親出てなくね?って気付いてからは怒りしかないです。

一人だけ、
ワンオペ状態でDVをしてしまっていて苦しんでいる尾野真千子に手を差し伸べたママ友(池脇千鶴)の旦那がめちゃくちゃいい旦那なんですけど、

本当にそれだけ

発達障害がある子の話にも父親の話は出てこないし、再婚相手のクソクソひもDV男の話にも、父については語られていません。

なんかさ〜〜〜〜

ほんと、、、、、、、、

なんでお母さんと子供だけこんな精神よわよわになるまで必死で毎日過ごしてるのに、お前らはどこへ逃げたんですか?ってなる。

もしかしたら、映画では語られてないけど、原作の小説の方では父親についても語られているかもしれませんね…

とりあえず買ったので読んでみます…

(もしかしたら旦那さん死別かもしれないし、離婚してても養育費はあるかもだし、、、ゴニョゴニョ)

しんどくなるにしろ、怒りを感じるにしろ、スカッとするような映画ではないのですが、

一度は観てみてほしいです。

世の中にはこんな家族もいます。

しかもすごく身近に。

もちろん、自分も他人事ではありません。

誰かが差し伸べた優しさが、誰かの一生の支えになるかもしれない。

優しくすることが優しさを生む。

そんなメッセージがあるのかな、と思いました。

おわり

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