
得るとは失うこと
最近はどこもかしこも便利なものが参入してきて、QOLが上がって仕方ない。
教育の場においても、やれICT教育だGIGAスクールだクロームブックだiPadだ、と。
学校って、教育機関の末端も末端で、校長先生は大手コンビニチェーンの店長くらいの位置。もっと上にある教育委員会からの指示を、学校に反映させたりする。つまり、ICTの意義、GIGAスクール構想などの目的ってのが末端の学校ではなかなかわかりにくく、手段だけ与えられる感覚になる。
こういった新しいものが学校に与えられると、研修やその動画、学校への講師の派遣なんてものが始まる。その中ではだいたい目的や意義が語られ、教育的効果があると教えられる。
得られるであろう力は研修でだいたい分かった。
分からないのは、何を失うか。
技術は人の何かを高め、代わりに何かを失わせるものでなくてはならない。
ガスコンロを得て薪の燃やし方を失った我々は、次にICT教育を得て、何を失うのだろうか。
さっぱりわからん。