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清掃会社が梅雨対策を考える~湿気との戦い~
みなさんこんにちは。リ・プロダクツnote編集部です。
だんだんと気温が高くなり、湿気が気になる季節になってきましたね。当社の本社ビルがある滋賀県大津市も、いよいよ梅雨入りしました。
湿気や雨の量に影響されて、体調を崩したり、出勤するのが憂鬱になったりするときもありますよね……。「梅雨だる」というこの時期特有の体調不良に関する用語もあるそうで、なかなかあなどれません。
そう、6月は湿気との戦いなのです!
……と言い切るのは少し大げさかもしれませんが、正しく対策することで快適な梅雨ライフを送れるようになるでしょう。
今回は、創業以来50年にわたってオフィスビルや商業施設の清掃に携わってきたリ・プロダクツ株式会社が、ビジネスユースに効果的な梅雨の湿気対策とは何か、あらためて考えてみます。
そもそも高湿度になりやすい条件とは
なぜ梅雨の時期は、じめじめとした湿気を感じやすいのでしょうか?
湿度が高くなるキーポイントは「気温」「雨」の2つです。
空気は、暖かくなればなるほど水分を含む量を増やせます。気温が高い季節になれば、自然と湿度が高くなってしまうのです。
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ただでさえ湿度が高くなりやすい状況で、たくさん雨が降ったらどうなるでしょうか?空気中に含まれる水分の量がさらに増え、非常にじめじめとした高湿度の空気ができあがります。
湿度が高くなると、結露ができやすいです。建物のなかが濡れてしまうことにより、機械の不調やカビの発生、体調不良など、たくさんのリスクが高まってしまいます。
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まずは空気の流れをデザインしよう
湿気をためないためには、空気を循環させなければなりません。
まずは、室内で空気が留まりやすい箇所がないか見直してみてください。家具や什器の配置を工夫するだけで状況がよくなる場合もあります。
同時に、空気の循環に役立ちそうな設備は積極的に稼働させましょう! エアコンやサーキュレーター、換気扇/口などを活用し、機械のパワーで湿気を外に逃がします。
空気が通りやすいスペースを作り、機械の力で空気を循環させる。この考え方を身に着ければ、湿気対策はバッチリです。
空気を循環させるコツ
エアコンだけでは十分に効果を実感できない場合は、こんな方法もおすすめです。
窓
手軽かつコストをかけずにできる方法といえば、窓の開閉です。できれば、対角線上にある2箇所の窓を開けてみてください。空気を「出す」窓と空気を「入れる」窓が離れた場所にあることで、効率よく空気を入れ替えられます。
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ただし、強い雨が降っているときは外気のほうが高湿度になる場合も。窓を開けることでかえって多くの湿気を迎え入れてしまうため、除湿器やサーキュレーターなどを活用しましょう。
除湿器
普段から窓を開閉できない場所には除湿器がおすすめです。窓辺に置けば結露対策に、室内の中央に置けば全体的な除湿対策に役立ちます。
除湿器は、除湿以外の機能がついているものも少なくありません。加湿や除菌、消臭など、搭載されている機能を考慮して選ぶと梅雨の時期以外にも使えて便利です。
除湿器だけ稼働させても効果を実感できますが、換気扇やサーキュレーターと併用するとさらに効率よく除湿できます。
換気扇
換気扇を使うとき窓やドアを開ける人がいますが、これは逆効果。エアコンと同じように、窓やドアを閉めて換気扇を回すと最大限の効果を発揮します。空気の通り道を絞ってあげることで、効率よく換気できるでしょう。
サーキュレーター
サーキュレーターは空気を任意の方向にまっすぐ流せる機械です。置き場所によって効果が異なります。
エアコンの効果を高めたいときはエアコンの送風口を背にして設置しましょう。サーキュレーターがエアコンの乾いた空気を素早く拡散してくれます。
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湿気を外に逃したいときは、換気扇や窓に向けて設置しましょう。室内の空気を換気扇のほうに送りやすい流れができるので、換気扇のみをつけるより効果が高まります。
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サーキュレーターの置き方次第で、広い会議室の角や更衣室などのどんよりしやすい場所にも空気を循環させられますよ。
どうしてもじめじめするときは
とはいえ、湿度が高くなったときはみなさんエアコンや換気扇などを活用されていることかと思います。「エアコンは作動しているのに結露がひどい」「じめじめして不快感がぬぐい切れない」という場合は、何が問題なのでしょうか?
たとえば、こんな場所はしっかり換気していても効果を実感しにくいです。
・窓ガラス、ガラス張りの部屋
・コンクリートの壁や床、階段など
・傘立て
・出入口、エントランス
窓ガラスやコンクリートは外気に直接触れているため、建物の内外で気温差があると結露しやすくなります。暖かい場所で冷たい飲み物を入れたコップが結露しやすいのと同じような現象です。
傘立てや出入口は、雨水を持ち込みやすい場所なので湿度が上がります。ちなみに、筆者の自宅では観葉植物を置いている場所が一番じめじめしやすいです。日々の水やりが湿度に影響しているのでしょう。
梅雨時の清掃業務では、濡れた床の入念な拭き掃除やカビ除去など、湿気に関する業務が増えます。定期清掃だけでは不十分だったり、急激な気温変化に対応できなかったりする箇所はプラスアルファの対策が必要かもしれません。
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結露掃除グッズは使いやすさ重視で
湿度に関するお悩みで多いのが、結露に関するものです。水分をふき取れば済む話なのですが、高頻度かつ広範囲となるとそう簡単には対処しきれません。
結露拭き作業が負担になってきたら、使いやすい掃除グッズの導入をおすすめします。筆者は、結露専用のグッズを使い始めてから明らかに掃除のハードルが下がりました。
便利な結露掃除グッズに共通する特徴は、「水を切る回数が少ないこと」です。雑巾と違って絞ったり乾かしたりする手間がなくなるので、大幅な時短になります。面倒くさがりさんでも気軽に掃除できますよ。
たとえば、以下のグッズを使えば水切りする手間が極端に減るのでおすすめです。
・結露用スクイージー
・バキュームクリーナー
・吸水アイテム
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結露用スクイージーは、結露を除去した際に水分を溜められるタンクがあったり、スポンジのなかにたくさんの水分を保持できたりするので、雑巾や新聞紙より効率よく対策できます。軽く滑らせるだけで吸水し、すぐに掃除を終えられるでしょう。
吸水アイテムの場合、窓際や結露が気になる場所に置くだけで周囲の水分を吸収するタイプのものもあります。掃除の時間さえも省けて、通常業務に支障をきたしません。
当社で水漏れ対策品を扱っている理由
「業務用の冷蔵ショーケースは結露が発生しやすく、店内の床が濡れてしまい、お客様が転倒されてしまうリスクがある」
そんなお悩みをきっかけに、当社は業務利用を想定したオリジナル吸水アイテム「すいとりーな」を作りました。スーパーやドラッグストアなどで広くご利用いただいております。
ビルメンテナンスという仕事は、建物の清掃に特化しているわけではありません。管理する建物の中を行き来する人々に危険が及ばないように、さまざまなお手入れをしているのです。
結露が気になるお客様がいらっしゃれば、こうしたアイテムもご提案しつつ快適な空間づくりに取り組んでいます。
まとめ
梅雨の大敵、湿気と結露の対策についてお話ししました。
こまめにお掃除するのは面倒くさいと思っている方も多いかと思います。そんな方にこそ気を付けていただきたいのが普段のちょっとした対策です。
季節に合った環境が整備されていれば、掃除の回数や手間を減らせます。
空調の見直しと対策グッズで、ぜひ快適な仕事環境をつくってみてくださいね。
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