4月10日(日)桜花賞、大阪‐ハンブルクC、忘れな草賞の予想 ‐無料‐
はじめてご覧になる方へ
同じ季節、同じコースやレースで何度も好走する馬こそ「リピートホース」です。これは人知のなせる業か?はたまた人知を超えた馬の本能でしょうかか?こうした「リピートホース」を独自の手法で狙い撃ちします。
予想で重視するファクターは「前走」ではなく「前年」なのです。
2022年の予想成績
今年のリピートホースの成績は下記から
桜花賞
過去10年の勝ち馬は、すでに重賞勝ちがあった馬が6頭、②着2回が2頭。この8頭には牡馬混合の重賞でも③着以内があった。
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#桜花賞 好走馬プロファイル
「芝1400以上の2歳新馬で①着があり、③着内率100%」だった馬は、過去10年で【6‐6‐3‐18/33】で複勝率46%。
関東馬【1-1-1-10/13】で複勝率23%に対して、関西馬は【5‐5‐2‐8/20】で複勝率60%
年・着 馬名(新馬勝ちコース/全成績)
21年①着 ソダシ(札幌芝1800/4‐0‐0‐0)
21年②着 サトノレイナス(東京芝1600/2-1-0-0)
20年①着 デアリングタクト(京都芝1600/2-0-0-0)
20年②着 レシステンシア(京都芝1400/3-0-1-0)
19年①着 グランアレグリア(東京芝1600/2‐0‐1‐0)
19年③着 クロノジェネシス(小倉芝1800/3‐1‐0‐0)
18年②着 ラッキーライラック(新潟芝1600/4‐0‐0‐0)
18年③着 リリーノーブル(東京芝1600/2‐1‐1‐0)
17年③着 ソウルスターリング(札幌芝1800/4‐0‐0‐0)
16年①着 ジュエラー(京都芝1800/1‐2‐0‐0)
16年②着 シンハライト(京都芝1600/3‐0‐0‐0)
15年①着 レッツゴードンキ(札幌芝1800/1‐2‐2‐0)
14年①着 ハープスター(中京芝1400/3‐1‐0‐0)
14年②着 レッドリヴェール(阪神芝1600/3‐0‐0‐0)
12年②着 ヴィルシーナ(札幌芝1800/3‐0‐1‐0)
→血統該当馬は、20年のデアリングタクト(祖母)、14年のハープスター(祖母)の2頭
該当馬の年別成績
21年 1- 1- 0- 1/ 3
20年 1- 1- 0- 3/ 5
19年 1- 0- 1- 2/ 4
18年 0- 1- 1- 2/ 4
17年 0- 0- 1- 2/ 3
16年 1- 1- 0- 1/ 3
15年 1- 0- 0- 3/ 4
14年 1- 1- 0- 1/ 3
13年 0- 0- 0- 1/ 1
12年 0- 1- 0- 2/ 3
→13年以外は毎年好走
人気別成績
1番人気 1- 3- 1- 3/ 8
2番人気 3- 2- 0- 0/ 5
3番人気 1- 0- 2- 3/ 6
4番人気 0- 1- 0- 2/ 3
5番人気 1- 0- 0- 4/ 5
6人以下 0- 0- 0- 6/ 6
→当日2人気以内は【4‐4‐1‐3/12】で複勝率75%、関西馬に限れば【3‐3‐0‐1/7】で複勝率86%
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今年の該当馬
#ピンハイ
・阪神芝1400で新馬勝ちがある。
・前走チューリップ賞で②着して【1‐1‐0‐0/2】
・キャリア2戦馬は【1‐0‐0‐4/5】で、好走は2戦2勝のデアリングタクトだけ。
・近親のアットザシーサイドは16年の③着馬で血統該当馬でもある。
#プレサージュリフト
・東京芝1600で新馬勝ちがある。
・前走クイーンCで①着して【2‐0‐0‐0/2】
・この馬もキャリア2戦だが、2勝全勝は、20年①着のデアリングタクトと同じ。
#ナミュール
・3代母のキョウエイマーチは、97年の①着馬で血統該当馬。
#サークルオブライフ
・近親のトレンドハンターは11年の③着馬で血統該当馬。
#スターズオンアース
・近親のソウルスターリングは、17年の③着馬で血統該当馬。
#ライラック
・祖母のブルーリッジリバーは02年の②着馬
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#阪神11R の結論
◎プレサージュリフト
キャリア2戦馬は過去10年で【1-0-0-5/6】と常識的には厳しいが、11月デビュー、2月に1走して2戦2勝、切れる末脚…、デアリングタクトに被る部分は多い。前走クイーンC勝ちの関東馬は好走できていないが、それはNF天栄も織り込み済みで、そろそろ克服してきそう。
キャリアの話をすると、過去10年では
2戦 1- 0- 0- 5/ 6
3戦 3- 5- 2- 19/ 29
4戦 4- 4- 5- 33/ 46
5戦 1- 1- 2- 41/ 45
6戦 1- 0- 1- 26/ 28
7戦 0- 0- 0- 14/ 14
8戦 0- 0- 0- 5/ 5
9戦 0- 0- 0- 4/ 4
3人気以内なら、
2戦 1- 0- 0- 1/ 2
3戦 3- 3- 0- 4/10
4戦 3- 3- 3- 2/11
5戦 0- 1- 0- 4/ 5
6戦 0- 0- 1- 1/ 2
と、3~4戦の馬が好成績。
逆に5戦がとにかく不振で、過去10年【1‐1‐2‐41/45】。3人気以内でも【0‐1‐0‐4/5】で、17年のリスグラシューの②着のみ。
○ナミュールは、キャリア4戦。過去10年で最も多くの好走馬がいる。その内3勝馬は、【1‐2‐1‐7/11】だが、関西馬に限れば、レシステンシア、クロノジェネシス、ハープスター、ヴィルシーナなど【1‐2‐1‐2/6】で、複勝率67%。キャリア4戦のチューリップ賞勝ち馬は、ラッキーライラック、ソウルスターリング、ハープスターの4頭がいて【1‐1‐1‐0/3】でパーフェクト。。
サークルオブライフは、前走は試走の感がありあり。阪神JF①着馬は、過去10年で【1‐3‐1‐4/9】で複勝率56%。ただ、キャリア5戦というのがとにかく不振で…。
スターズオンアースは、1勝馬ながら複勝率100%の堅実派。過去に1勝馬で複勝率100%(キャリア3戦以上)だった馬は、15年①着のレッツゴードンキ、16年①着のジュエラー、19年②着のシゲルピンクダイヤなど【2‐1‐0‐5/8】で連対率38%。着外の3回は④~⑤着。ただしこの馬もキャリア5戦。
牡馬混合の京王杯で③着がある、▲ラブリイユアアイズは、新馬こそ1200だったが、③着以内率100%。このパターンは過去にジュランビル、マジックキャッスルの2頭がいてともに着外も、キャリア4戦。
キャリア3戦の△アルーリングウェイも、1200の新馬勝ちで、③着以内率100%。ただ、過去10年、前走OP組は【0‐0‐0‐5/5】に対して重賞組は【3‐5‐2‐14/24】と対照的。さらに前走重賞連対馬は【2‐4‐1‐9/16】で複勝率44%。
△ライラックは、前走フェアリーS勝ち&鞍上福永、昨年③着のファインルージュと被る。
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大阪‐ハンブルクカップ
16年以前は芝2400、17~20年は施行なく、昨年芝2600で復活。過去6年はいずれもハンデ戦。
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#大阪ハンブルクカップ 過去6年のリピートホース
21年①着 ミスマンマミーア(19年に1勝Cで①着)
21年②着 ヒートオンビート(20年に未勝利で②着)
16年③着 ハギノハイブリッド(15年の同レースで③着)
15年②着 レコンダイト(13年にはなみずき賞で③着)
14年③着 バンデ(13年に未勝利で①着)
13年①着 レッドデイヴィス(11年に毎日杯で①着)
13年③着 トップゾーン(10年に明石特別で③着)
12年③着 クレスコグランド(11年に未勝利で①着)
→8頭すべて3~4歳時の実績だった。
該当馬の年別成績
21年 1- 1- 0- 3/ 5
16年 0- 0- 1- 4/ 5
15年 0- 1- 0- 2/ 3
14年 0- 0- 1- 5/ 6
13年 1- 0- 1- 2/ 4
12年 0- 0- 1- 4/ 5
→過去6年の該当馬の成績は【2‐2‐4‐20/28】で複勝率29%、毎年好走している。
年齢別成績(当日5人気以内)
4歳 0- 1- 2- 0/ 3
5歳 1- 1- 1- 2/ 5
6歳 1- 0- 0- 3/ 4
年齢別成績(当日6人気以下)
6歳 0- 0- 0- 9/ 9
7歳 0- 0- 1- 4/ 5
8歳 0- 0- 0- 1/ 1
→好走はすべて関西馬で、当日3人気以内なら【1‐2‐3‐1/7】で複勝率86%。
斤量別成績
51kg 0- 0- 0- 1/ 1
52kg 0- 0- 0- 3/ 3
53kg 1- 0- 0- 3/ 4
54kg 0- 1- 1- 4/ 6
55kg 0- 1- 0- 3/ 4
56kg 0- 0- 2- 5/ 7
57kg 1- 0- 1- 1/ 3
斤量別成績(当日5人気以内)
53kg 1- 0- 0- 0/ 1
54kg 0- 1- 0- 1/ 2
55kg 0- 1- 0- 1/ 2
56kg 0- 0- 2- 2/ 4
57kg 1- 0- 1- 1/ 3
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今年の該当馬
#パトリック
・2回阪神は、昨年灘Sで③着がある。
・エフフォーリアは近親
#テンカハル
・2回阪神は、昨年アザレア賞で③着がある。
・この馬の兄はポタジェ
#アドマイヤアルバ
・2回阪神は、18年に3歳1勝Cで①着がある。
・昨年のこのレースは⑧着
#ディアマンミノル
・2回阪神は、昨年御堂筋Sで①着がある。
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#阪神10R の結論
◎パトリック
昇級初戦で54キロは見込まれたが、ルメールを確保できた。
ハンデ戦で54キロのルメールは、20年以降【9‐4‐3‐5/21】で複勝率76%。芝2400以上は、現在騎乗機会11回連続③着以内に入っている。
また、この馬は、過去4回リピート機会があってすべて好走している。
○ディアマンミノルは、流れ次第のキャラ。逃げ馬が残る京都記念や中日新聞杯では着順が大きいが、昨秋は、京都大賞典で0.3秒差、アル共で0.6秒差だった。
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忘れな草賞
以前は「残念桜花賞」も現在はオークストライアル的な存在に。
ここを勝って次走オークスで3人気以内だった馬は、ミッキークイーン、ラヴズオンリーユーと2頭いてともにオークス制覇
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#忘れな草賞 好走馬プロファイル
「芝1500以上でA/B勝ち、もしくは前走芝1600以上の1勝C以上のA/Bレースで③着以内」があった馬は、過去10年で【6‐2‐2‐6/16】、複勝率63%。
21年①着 ステラリア(芝1800mの未勝利でA勝ち)
21年②着 エイシンヒテン(芝1600の白菊賞でB勝ち)
20年②着 イズジョーノキセキ(芝1600の未勝利でB勝ち)
19年①着 ラヴズオンリーユー(芝1600の白菊賞でB勝ち)
18年①着 オールフォーラヴ(前走Aランクのアルメリア賞で②着)
17年①着 ハローユニコーン(芝1800の未勝利でB勝ち)
16年①着 ロッテンマイヤー(前走AランクのクイーンCで③着)
16年③着 メイショウタチマチ(芝2000の新馬でB勝ち)
15年①着 ミッキークイーン(前走BランクのクイーンCで②着)
12年③着 クッカーニャ(芝1500の未勝利でB勝ち)
該当馬の年別成績
21年 1- 1- 0- 1/ 3
20年 0- 1- 0- 1/ 2
19年 1- 0- 0- 0/ 1
18年 1- 0- 0- 1/ 2
17年 1- 0- 0- 1/ 2
16年 1- 0- 1- 0/ 2
15年 1- 0- 0- 0/ 1
14年 該当馬なし
13年 該当馬なし
12年 0- 0- 1- 2/ 3
→13~14年は該当馬なし、それ以外は毎年好走している。
人気別成績
1番人気 3- 0- 1- 1/ 5
2番人気 2- 1- 1- 0/ 4
3番人気 1- 0- 0- 2/ 3
4番人気 0- 0- 0- 1/ 1
5番人気 0- 1- 0- 1/ 2
6番人気 0- 0- 0- 1/ 1
→当日2人気以内は【5‐1‐2‐1/9】で複勝率89%
→関東馬は【0‐0‐0‐2/2】に対して、関西馬は【6-2-2-4/14】
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今年の該当馬
#セルケト
・芝2000の未勝利でBランク勝ち。
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#阪神9R の結論
◎セルケト
今年はこの馬1択。
前走は牡馬に交じっての重賞挑戦で度外視できる。斉藤崇厩舎は、昨年ステラリアで①着、18年にリュヌルージュで②着とこのレース【1‐1‐0‐0/2】。
○アートハウスは、前走エリカ賞で1人気に押されるも、レコード決着に対応できず。母パールコードも中内田厩舎で、フローラS②着など3歳初に活躍。中内田厩舎は、昨年ビッグリボンで③着、18年にオールフォーラヴで①着とこのレース【1‐0‐1‐0/2】。
▲ダイムは、前走はフラワーCで上り最速で④着と力を示したが、輸送で12キロ減。そこから中2週と強行軍が続くが。