バグタイム is it now
noteを開いたら「最近、読んだ本の感想を書いてみませんか?」なるお知らせが出て来た。
ひねくれ者の私は、「あ?それもありかな?」と思いながらも、「有名人の方ならまだしも、有名でもなんでもない私が読んだ本の感想を書いて誰が喜ぶのだろう…?」と思ってしまう。
強いて言うなら著者さんや出版社さんや編集者さん、印刷会社さんや校閲をする方、製紙会社さんや、製本する方に表紙のデザインをするデザイナーさん等、
思いつく限りの中でも、ザックリ少なく見積もっても
その1冊の本が出来上がるまでには沢山の方のご尽力があってこその賜物だと思うと、
私はそんな沢山の方々の恩恵にあずからせて頂いけているだから、そのお礼になるのかなぁ。と思う。
そりゃ〜誰だって自分が作った物を買って貰えれば嬉しいに決まってる。
でも何1つとして自分1人だけで成り立つ事はなく、直接の面識や関わりがなかったとして、色々な方の陰ながらの御尽力があって現在という時間を過ごす事が出来ている事には違いはない。
それすらも気付く事もないまま自分1人だけの功績とばかりに傍若無人な振る舞いをする様な人間にはなりたくないなぁと思う。
そんな横島な考えが頭をよぎる中で4冊を選んでみた。
詳しい事はあまり書かない。
私の言葉が先入観となってしまわない様に。
【モモ】
私が生まれた年の1973年に出版された本。
私と近しい年代の方ならご存知の方も多いと思うのだけれど、映画ネバーエンディングストーリーの作者さんが書かれた本で、何故、こんなにも長い間ロングセラーなのかが気になって読んでみた。
小学校5〜6年生以上が対象になっているので、
普段、漢字で読む部分を平仮名読みをしなくてはならなかったので、子供達が小さい時に絵本の読み聞かせをした時ぶり以来に目が馴染むまで少し時間がかかった。
1973年に出版された本なのに、現代をおとぎ話で象徴しているかの様だった。
【さびしい夜にはペンを持て】
学校をサボった、ちょっと気弱なタコジローくんが
公園で出会ったヤドカリおじさんに思わず吐き出してしまった未解決な胸のうちの海底旅行記。
【まともバカ】
あの人くらいホームランを打てる人はなかなかいないと言われる逸話のある長嶋茂雄さんにホームランの打ち方を物理学的に教わればもっとホームランを打てる人が増えるはずなのに、どうもそうはいかない所の謎がある事が面白い。
【普通という異常】
いじコミ(意地悪コミュニケーション)と言う言葉を知った本。
偶然にもクラスで同じ空色のランドセルだった2人の少女が何故、衝突する事になってしまったのかや、
昭和の時代の「いいね」という宿痾とSNSが普及した現代の「いいね」という宿痾の違いは感慨深いものでした。
もっと読了した本はあるのだけれど、
今日という日は、この4冊がとても気になりました。
以上です。