番外編:認知症と認知症保険 ~小冊子「介護保障ガイド」より(2)~
「令和4年国民生活基礎調査」によると、介護が必要となった主な原因は「認知症」が16.6%と最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」16.1%、「骨折・転倒」13.9%でした。
認知症の約7割がアルツハイマー型認知症、約2割が脳血管性認知症といわれています。
早期発見や治療により、進行を抑えたり、症状の緩和が見込めるため、気になることがあったら医療機関の受診などを検討しましょう。
◇「介護や支援が必要となった主な原因は?」はこちら
⇒ https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1117.html?lid=mm480
●軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)とは?
軽度認知障害とは、物忘れはあるものの日常生活に支障がない、健常な状態と認知症の中間の状態をいいます。
軽度認知障害の人うち、1年で約5%~15%の人が認知症に移行する一方で、約16%~41%の人は健常な状態になることがわかっています。
早期に、適切な予防策を講じることが大切です。
◇「軽度認知障害(MCI)とは?」はこちら
⇒ https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/8788.html?lid=mm480
●生命保険会社の認知症保険とは?
認知症保険とは、「認知症と診断された場合」や「認知症と診断され、かつ、一定の要介護状態に該当した場合」に認知症保険金などを受け取ることができる生命保険です。
医療保険などに付加する特約として取り扱う生命保険会社もあります。
認知症にならなかった場合に一定年数ごとに予防給付金が受け取れるものや、認知症にならずに公的介護保険の所定の要介護状態に該当すると、以後の保険料が免除されるものなどもあります。
3年ぶりに改訂した「介護保障ガイド(2024年10月改訂版)」には、認知症保険の契約例や、軽度認知障害保障特約を付加した場合の保険料例などを掲載しています。
是非ご一読ください。
◇「介護保障ガイド」のご購入はこちら
⇒ https://www.jili.or.jp/cgi-bin/cms/public/index.cgi/jil/buy/entry/consumer/index?lid=mm480
発行:公益財団法人 生命保険文化センター
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