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「千年女優」を観た感想。

小さな映像制作会社の社長・立花は、かつて一世を風靡した昭和の大女優・藤原千代子のドキュメンタリーを作るため、人里離れた千代子の邸宅を訪れる。30年前に突如として銀幕から姿を消し、隠遁生活を送っていた千代子は、立花が持参した1本の鍵を見て、思い出を語りはじめる。千代子の語りは、いつしか現実と映画のエピソードが渾然一体となり、波乱万丈の物語へと発展していく。

「千年女優」というタイトルに惹かれて鑑賞した。

この映画は、主人公である千代子が、立花が持参した1本の鍵を見て、忘れていた過去を思い出しながら、自らの半生の記憶を巡る旅をしていくというストーリー。

結論から言うと、僕にはあまり刺さらなかった。スクリーンに入り込むことが出来ずに、「いつ終わるんだろう?」と思いながら観ていた時間帯もあった。

ただ、この映画からも学びはあった。

それは、人生の財産はお金ではなく、「思い出」ということに気付かされた点だ。千代子は、自分の人生を振り返って、幸せそうに旅立って行った。

自分も人生の最期に、千代子の人生のような「ドラマティックな走馬灯」を見れるように、日々新しいことに挑戦して多くの経験を積みながら、残りの命を燃やしていきたいと思った。

最後に、恋に恋していた千代子の最期の言葉は、「だって私、あの人を追いかけてる私が好きなんだもの」であった。

もし、筋トレ中毒の僕が主演の、「千年男優」という映画があったとしたら、最期の言葉は、「だって俺、筋肉を追いかけている俺が好きやから」になるんだと思う。

おわり。

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