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心の余白が出る瞬間

ここ数日、「心の余白」について考えている。

きっかけは、noteで心の余白について書かれた記事をたまたま目にしたことからだ。お恥ずかしい話なのだが、今まで考えているようで考えてこなかったことである。

社会人歴も長いわけだから、本来ならば、いつも余裕があって仕事もテキパキとこなす後輩の憧れ!みたいな先輩を目指したいところだが、そうもいかない。お肌だって髪の毛だって、つやとハリをキープできてることがベストだが、さらにそうもいかない。
だって忙しいから!と、忙しいことを正当化するような生活が続いていた。


そんな中、久しぶりに早く仕事を切り上げることができた日。気持ちにもちょっとだけ余裕があったこともあり、テレビや映画ではなく文章に触れる時間にあてることにした。スッと心に入ってくる文章。心に響く文章。ほっこりする文章。率直にいいなぁと思えるものや疑問に思えることに出会えることが楽しくて仕方ない。少しでも、気持ちに余裕ができたときに感じるこの感覚が、きっと「心の余白」なのだと思えた。

そうなると、その感覚を仕事でも感じて見たくなる。
日常のやり取りを一呼吸おいて、ゆっくりと見てみることにした。

社内の基本のやり取りはすべてSlackで行っている。リモートワークだから、メインのコミュニケーションツールだ。手軽にメッセージやスタンプやファイルを送れるからこそ、気心知れたメンバーとはポンポンやり取りをしてしまう。そんな中で、ささいな印象の違いが気になった。

『ありがとうございます!』
『ありがとうございます。』


ただの、「!」と「。」の違いじゃないかと思っていたけれど、結構なテンションの違いがある気がしている。日常のメッセージでも「!」はよく見かける人からの「ありがとうございます」に、今日は「。」がついている。メッセージの内容的にも、「!」を使っても全く問題ないのに、「。」。
なにかあったのかなぁとふと考えてしまった。
(自動変換によるものだったらいいのだが。)

実際、私も無意識のようで実は意識的に、「!」と「。」を使い分けてしまっている瞬間がある。
大人げないなと思うけれど、何かに遠慮したり、余裕がなかったり、後ろめたかったり…。文章にも、気分がしっかり出してしまっている。文章で相手に与える印象が日によって異なると、周りに気を使わせてしまっているなとも感じた。心の余白のありなしが露骨に出る瞬間だ。

こんな単純なことにも気付けないなんて!
「心の余白を作る」をテーマに残りの2020年を過ごしていきたいなぁ。




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