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〜AI時代に、好きなことをして、遊び倒す5つの生き方〜「仕事消滅 鈴木貴博」 の読書感想文

AIにほとんどのサラリーマンの仕事が奪われると叫ばれて久しい。

〜AI時代の到来後、私たちが生きる道は、「AIを使いこなす側(資本家)」と「好きなことをして、遊び倒す側(現在の労働者など)」に分かれる〜

今回は読書が趣味となったきっかけの本について感想を書いていく。二年前、ペーぺーのサラリーマンだった頃に読んだ一冊「仕事消滅 鈴木貴博著」は、当時から話題となっていたAIの未来について、ユーモラスにいろいろ語られている。ここに書かれたAIの未来を参考に、これからの生き方を掘り下げていきたい。

◆この本を読む前の心境

・おいおいおい…大企業のサラリーマンという仕事をAIに奪われたら、おれ、どうやって生きていけばいいの?つか、そんな未来が来たら、今まで大企業神話にすがって真面目に生きてきたの、馬鹿馬鹿しいじゃん……

◆この本の要約と参考になった点の抜粋

<要約>

AIが人間の知能を上回り、今の人間の仕事を奪うまで、30年もかからないだろう。AI時代に考えられる「好きなことをして、遊び倒す側(現在の労働者など)」の生き方は5つ。ライブパフォーマー、学究者、アスリート、趣味人、そして遊び人。未来を生き抜くためには、いずれかの場所に自分の居場所を見つけておくことが大切だ。さて、あなたはどう生きる?

<参考になった点>

AIやロボットに仕事を奪われた後の生き方5選

⑴ライブ芸術家、パフォーマー、インストラクターなどのライブでの表現者

現代のクリエイターのような人々は量産されるだろう。そのため芸術作品の価値は下がる。だから未来のクリエイターはものづくりではレッドオーシャンすぎて、存在価値を示すことが難しい。そのため未来の芸術家の生きる場所はライブへと移行する。1つのロールモデルは生花だ。生花の芸術としての寿命は絵画と比べて恐ろしく短い。だからこそ、その瞬間に生けられた花の命は美しい。消えていくライブ芸術を追求する生き方が輝く時代が来る。

(エシモのコメント): 確かに、この本が出版されてから2年しか経っていないけど、noteで漫画を投稿する人(無料で読める)や、インスタグラム、タンブラーなどで、絵画や写真を投稿する人が増えた。プロの写真家やイラストレーターのストック販売も盛んだし、「いらすとや」のサイトでは、高クオリティのイラストを無料で提供して、広告収入とラインスタンプ 収入で稼ぐ人も出てきている。舞台俳優や歌手、DJ、生け花作家、ダンサー、ヨガインストラクターなどのライブパフォーマーは、二次的販売はできないが、その一瞬の生の価値は強いね。差別化の工夫次第で拡張可能だろうし、これからはライブパフォーマーの時代になりそうだ。

⑵学究者

自分にとって意味のある学問の成果を読みこなすと言う読書家としての生き方が意味を持つようになる。学者はAIに代わられ、学びを究める者となる。

新しい発見や、革新的な研究が全てAIに取って代わられたら、ノーベル賞の授賞式はAIばかりになるのかも?現在はまだAIの小説家や研究者は出ていない。しかし、既に過去の文豪や偉人の成果を紐解き、持ち前のトーク力でわかりやすく本質を教えてくれるYouTuberも出てきた(中田敦彦のYouTube大学など)。人間は、人にわかりやすく、そして面白く伝える側に回るのかもしれない。

⑶アスリート

プロスポーツの主役は相変わらず人間である。なぜならスポーツにはどちらが勝つか分からない面白さと、人間だからこそ得られる感動が求められるからだ。人間と言う不完全な存在が限界領域で挑戦するからこそ、スポーツは美しいのだ。

確かに、めちゃめちゃ足の早いロボットが、サッカーで点を決めても、人間の観客は誰も喜ばないだろう。今後もサッカー選手やバスケット選手は憧れの的だ。でも目指す人が多くなる分、より狭き門になるね。スポーツ賭博がめちゃめちゃ盛り上がりそう!

⑷趣味人

ミュージシャン、スケボー、映画鑑賞、読書、料理、お酒、ゴルフ、サーフィン、カラオケ、園芸、ダンス……趣味を上げていくとキリがない。趣味は未来においても通用するものばかりだ。

趣味は楽しいからやるんだもの。そりゃAIには欲が無いし、快楽の感覚を促すドーパミンが分泌されないのだから、彼らが趣味を極めることになんの意味も無いよね。でも人間は違う。快楽が大好き。ゴルフだって、ダーツだってハマった趣味は上手くなりたいし、腕を上げるために、レッスンに通いたくなる。だから、趣味を教えられる人はAI時代に大活躍かもね。

⑸遊び人

近未来の人類の生き方として1番対象者数が多く、多くの人が目指すべき生き方である。
美食を味わいワインやビールを楽しみ、それが朝から晩まで続く。毎日が酒と語り合いを楽しみ会う日々なのだ。しかし、それが永久に続く時に我々人間は生きることができるだろうか。
長時間の宴会が日々続いたとしても盛り上がり続けるトーク力を持った遊び人こそが、30年後の社会で最も華やかな生き方であることがわかる。

んー……ぶっ飛びすぎてて面白い笑。まぁ確かに働く必要がなくなり、衣食住、そして娯楽の準備までAIとロボットがこなしてくれるのなら、有り余った時間を「私利私欲の発散」に使うことは容易いかもしれない。でも、僕が抑鬱状態を含め、ほぼニートの期間を一年ほど経験して分かったことは、「私利私欲の発散は、ピークを過ぎると飽きがくる」ということ。どんなに美味しいワインも、ビールも、お寿司も焼肉も美女も、毎日摂取し続ければ、必ず飽きる。飽きさせずに、みんなを楽しませ続けるトーク力を持った人物は、ほんの一握りだろう。ワインに詳しいソムリエやお笑い芸人くらいじゃない?そのほかの人たちは、いずれ暇疲れして、何かアウトプットしたくなると思う。でもそのアウトプットする時間を承認欲求に任せて適当に使ってしまうと、AIに負けてプライドズタズタになりそうだね笑

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◆感想とTO DO

まず思ったのは、この本が描くAIの未来はとてもポジティブで面白いということ。でも、来年からAIを搭載したドローンや車の自動運転も始まるし、30年と言わず、あっという間に多くの労働者は職を失うことになるかもね。分かっていることは、AIとロボットの時代はもうすぐそこまで来ているということ。

さて、どう生きるか。

無職となり、一日中ぼーっとしていても、日本には生活保護もあるし、生命的には生きることはできるだろう。でも、それは家畜や金魚と同じだ。豊かな生き方ではないと思う。

人は尊厳を得たいし、人に貢献した時の喜びを忘れられない生き物だ。


やっぱり、好きなことを極めるしか、道は無いんじゃない?

得意なこと(労働で培った効率性を極めたノウハウではなく、趣味やスポーツで得意なこと)、得た経験などをどんどん発信していくべきじゃない?

この5つの領域を自在に行き来して、今を楽しみながら生きるのが、これからの生き方じゃない?

ってことで、次のnoteには、5つの領域に照らし合わせた上で、「面白そう、やってみたい」と思ったものをリストアップしてみる。


エシモ


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