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鎌倉投信ウオッチ #135 / 結いだより 第137号 を読んで

#鎌倉投信  さんの運営する投資信託 #結い2101 を月次で定点観測しています。

最初に、鎌倉投信さんの大きな特徴の一つとなっている月次レポート=「結いだより」を読んでみます。

結いだより 第137号を読んで

今回の巻頭は、取材のひとコマ ~「いい会社」のらしさ探求~ です。新企画です!

ふとした言葉のやり取りのなかに、その会社の「らしさ」が見えるもの。
本コラムは、投資先企業との取材のひとコマを切り取ることで、その会社の
「らしさ」をお伝えします。

紹介されているのは、投資先の「いい会社」 #アイ・ケイ・ケイ  さんです。

社員の皆さんの「賄い」についてのエピソード。執筆された五十嵐さんのコメントです。

私は、アイディア次第で感動は青天井となることを教えられた気がします。

「どうしたら良くなるだろうか」「相手が感じる価値を高めるためには」ということを考えること。また、それを実践してみる、試してみること。それを繰り返すことが長く愛される、支持される価値を生み出すこともあると思います。もちろん、そんな成功はいくつも出て来ないかもしれません。でも、考えること、行動すること、それらなくしては生まれ得ないようにも思います。

このコラムが次回以降も連載できるかは、受益者 の皆様の反響次第です!

次回もぜひ!待ってます!

アイ・ケイ・ケイ さんの去年の受益者総会に寄せられた動画にはウルウルさせられました。


社会形成のコーナーでは、  #スノーピーク  さんの総合展示会が紹介されています。

会長の山井太さんのメッセージでこう書かれています。

この10年私たちがやってきたのは、キャンプが持つ力=人間性を回復させて人と人のつながりを生み出す力を、人生のすべての時間に広げることです。

人間性の回復 について、橋本さんのコメントです。

ところで受益者の皆様の中にも「『人間性の回復』って何?」 「何か大事な概念のような気がするけど、うまく言葉にできない ...」といった素朴な疑問を抱く方も少なくないかもしれません。万 人に通ずるかはわかりませんが、そういった疑問を解消するのに有効な手段の一つは「まず試してみる」ことかと思います。

百聞は一見に如かず。ってことですね。実際に試してみないことには分からないこと、気づけないこと、色々あるますもんね。コロナ禍で色々と制約があるのですが、「まず試してみる」という好奇心、行動力は失わないようにしたいな、って思います。

今回の『結いだより』で一番、ワオ!と感じられたコンテンツが

会社四季報で振り返る「いい会社」のあゆみ

です。

五十嵐さんが担当されたこのコラムは

社内から「四季報を通じて投資先の『いい会社』を分析してみたら 面白そう」との声があり、コラムにすることになりました。

齋藤さんのツイートによると、アンケートで寄せられた受益者の声もきっかけの一つだそうです。

今回、取り上げられたのが #アミタホールディングス  さんです。

投資先のいい会社のこれまでを「四季報」を通じて振り返るという試みです。

12年前、証券コード2195は・・・、ない?!まぼろし?念のため、社名検索の「ア」の段を確認すると、アミタさんありました。証券コードは2490。2010年1月に株式移転によってアミタホールディングスとなった際に現在の2195になったようです。四季報の記事見出しでも【新体制】と持株会社設立にふれています。本社は京都市ではなく、東京都千代田区。本社に関しては、東日本大震災の翌年の2012年春号に「東京を本店とし本社は京都に移転、災害等リスク分散を図る」と本社移転に関する記載がありました。

上場市場はヘラクレス、懐かしい!ヘラクレスは大阪証券取引所が開設していた新興企業向けの市場で、2010年10月にジャスダックと市場統合したのです。

ヘラクレス、懐かしい! 僕もそう思いました。投資先の会社がどんな歴史を辿ってきたのか、に目を向けることで、その会社に対する理解が深まり、こんな歴史を持っている会社に自分は関係しているんだな、と(ちょっぴりかもしれないけれど)感じることができます。

事業区分の変化から転機を探る

事業区分が振り返られています。

事業領域には、一般的に市場(顧客)軸、技術軸、機能軸に大別できますが、2010年当時のアミタさんの事業領域は機能軸で分かれていたようです。それが、現在では社会デザインの単一事業。

こうした点から会社の変化、転換を読み取るわけですね。アミタさんの場合、事業そのものの変化もあったとは想像しますが、どのような理念で事業活動を行うか、というところに大きな転換がこの間に行われたということではないでしょうか。

しかし、いくら社会性が高くても、事業が継続しなければ意味がありません。そこで事業性の評価が必要となります。事業性とは、ビジネスモデル、経営力、財務力、技術力など、事業の継続性や成長性を有していることと考えられ、そのひとつの答えが業績となります。果たして、アミタさんの業績推移は?

次回は業績について振り返られるようです。五十嵐さんのコメントがとても楽しみですね。


鎌倉投信 さんの経営理念の再定義のプロセスが紹介されています。

昨年度(2020年度後半)のことですが、社員中心のチームで当社の経営理念の見直しをおこない、 鎌倉投信の志(経営理念)を改定しました。皆様にも当社のことをより深く知っていただけるように、その過程を記事にしてお伝えしようと思います。

一番印象に残ったのはこの点です。

経営理念はホームページ上でも公開していますし、会社の関係者全員が当社のことを知る手掛かりになります。そのうえで、最も届けたい相手を意識することは発信するうえで大切なことです。
この視点からは、社員中心のチームで見直しを進めるというプロセスが採用されました。今回の見直しの発端には、経営理念を社員により浸透させるという狙いがあったようです。見直しチームでも、社員を意識した発信になることを目指しました。

”経営”理念だからといって、経営者(社長)が考えるもの。そうではなくて、社員が経営、事業に関わっているのだから、その理念はみんなで考えるべきでしょう、そんな想いが根底にある。それを感じました。

再定義された経営理念を基にして開催される最初の受益者総会®️。

12回目の受益者総会の特設サイトが出来ましたね! 楽しみです!

今月の「結いだより」も楽しく読ませていただきました!

次回が楽しみなコンテンツも沢山です!


受益権総口数・純資産総額

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。結い 2101 のこれまでの経過です。

結い2101_純資産総額_受益権総口数

2021年7月は前月末比受益権総口数が増加、6ヶ月連続でファンドへの資金純流入となりました。

口座数の推移

結い 2101 は、銀行、証券会社で買うことはできません。鎌倉投信さんで口座開設した人のみ、買うことができる、「直販」の投資信託です。鎌倉投信さんに口座をお持ちの方の人数の経過です。

鎌倉投信_口座数_at_present

21,542人の皆さんが、鎌倉投信さんに口座をお持ちです。昨年同期比で口座数は960人増となっています。

毎月毎月、定額で買い足すサービス をご利用されている方の人数の推移です。

鎌倉投信_口座数_k2k2_present

僕もお世話になっている一人です。もう10年以上続けています。このサービスを利用しつつ、たまーにこれとは別に買い足ししています。

ポートフォリオ・パフォーマンス

スクリーンショット 2021-08-06 7.07.02

前月末です。

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投資先は変わらず68社です。

株式の占める比率が0.5ポイント増、63.8%となりました。

パフォーマンスについて、ローリングリターンに注目します。

5年リターンの推移です。

結い2101_5年リターン_推移_at_present

データのある期間数は77です。その中央値は7.8%(年率)となっています。出現の頻度は下記となっています。

結い2101_5年リターン_分布_at_present

5年保有していて、マイナスリターンになった期間はゼロです。最小値は1.4% で、これは2015年3月末〜2020年3月末の5年間です。最大値は12.8%で、これは2012年11月末〜2017年11月末の5年間です。

10年はまだデータ数が少ないですが、こんな感じになっています。

結い2101_10年リターン_推移_at_present

年率換算ですので、2011年7月末から10年保有していた場合、投資額は2.07倍(過去の分配金を無税で再投資した前提です)になったことになります。

つみたてシミュレーション

ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2021年7月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。

結い2101_k2k2_at_present

僕も毎月買い足していますが、その実際の様子はこんな感じです。

結い2101_actual_at_present

ご覧の通り、何度か、毎月の投資額に上乗せをしています。

これまでの投資額に対して時価は+48%となっています。前月末は+50%、2020年7月末は+34%でした。

鎌倉投信さん、結い 2101、ライブで体感してみてはいかがでしょうか?


毎週金曜日発信されているメルマガ、ESGの各要素と、鎌倉投信さんが「いい会社かどうか見極める際の視点との関連について、具体的、丁寧に説明されています。毎回の更新が大変楽しみなシリーズになっています。

会社に関わる人は、会社と直接接点のある社員、取引先、顧客、地域、株主に留まりません。経済活動やサプライチェーンが世界中に広がったことによって、さらに先にいる人、社会や世界、自然の中で起きる(起きている)ことにも関心を持つことが求められます。つまり、会社を取り巻く「共生」の範囲と質が変わったことを意味するのです。
こうした事例から大切だと感じることは、「商品づくりに関わるすべての人への眼差し」です。元をたどれば、あらゆる商品の原料は自然から生まれ、地域社会の中で採取され、取引先によって加工・運搬され、自社で商品化されます。そして、顧客に届けられ、使用後は形を変えて自然へと戻ります。

投資家の一人として、投資を通じて自分が将来得るであろう果実は、一体どこで、誰によって、どんな風に創り出した価値からもたらされるのか、そうした問いを持つことがとても大切だと考えさせられます。


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ご覧くださりありがとうございました! 次回もどうぞよろしくお願いします!

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