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推して推して推しまくりたい本を厳選の本屋 "Reading As Investing" はじめました
数年前、一度、ちょっと考えてみたことがありました。
本屋さんをやってみたい、って。
当時も今も、月に何度か本屋さんを訪れます。
ほぼ毎回覗いてみるのは、株式投資・資産運用の本棚。
毎度思っています。
2025年2月現在、神保町と蔵前で一棚の書店を営んでいます
読みたい本が並んでない
「読みたい本」という表現は間違っているかもしれません。正確に表現すると、僕自身が一度読んで、誰かに読んでもらいたい、オススメしたい本です。
そんなオススメの本の中には本棚を探せば見つかることもあります。でも、本屋さんにふと訪れた人が「株式投資・資産運用」の本棚でその本とめぐり合う、出会えるか、というと、ほぼ不可能な形でそれらの本が並べられています。数十冊、数百冊の本の中にぽつんと並べられていることがほとんどです。
数年前、そんなことを思って、本屋さんをやってみるのはどうだろうか、と妄想しました。数十冊、数百冊が並んでいるのではなく厳選のオススメの本だけが並んでいる本屋さん。
それから少しだけ調べてみたのですが、数年前の妄想はほどなく消えてしまいました。
透明書店さんと出会う
今年に入って透明書店さんの存在を知りました。
なるほどー、と思ったんです。で、透明書店さんではイベントを催されているのですがその中に“素敵な先輩本屋さん”を招いてお話を聞くトークイベント、「素敵な本屋のつづけ方」というシリーズがあります。
7月のイベントに参加してみました。
このイベントに参加して、数年前の妄想が脳内で甦ってきました。
自分がもう一度読みたい、読み直している本。オススメしたい本。
そうした本を厳選して販売する本屋さんって実現できないだろうか、と。
7月のイベントでのあかしゆかさんのお話で強く印象に残ったのが「選書」。
その本屋さんだけの特徴をつくることができればそこに「価値」を感じてくださる人がいらっしゃるかもしれない。そんな気づきを得ました。
厳選の本屋さんが提供できる「価値」とは(仮説)
本を厳選している本屋さんが提供できる「価値」。
その本をきっかけに新しい関係性をつくれたら、と考えました。
お店とお客さん。あかしさんの「選書」も本を介した関係性づくりですね。
もう一つ何か無いかな、と考えた際に思い浮かんだのが、本の著者さんでした。
幸いなことに僕の場合、自分がもう一度読みたい、読み直している本。オススメしたい本の著者さんと接点がある、お付き合いがあることが多いな、と。
お店とお客さん、そして、本の著者さん、この三者の関係性をつくることが、お店の特徴に、「価値」にできる。??? こんな仮説ができました。
自分がもう一度読みたい、読み直している本。オススメしたい本の著者さんにお願いして、特別なコンテンツを用意して、お店でその本を買ってくださったお客さん限定で特典としてお届けする。これで挑戦してみよう、そう決めました。
最初の一冊として選ばせてもらったのが、林伸次さんの新作小説です。
株式投資・資産運用の本棚に、この小説が並んでいる本屋さんはたぶんどこにも無いでしょう。
小説では一度きりの出会いをテーマにしたストーリーが収まられています。一度きりかもしれない出会い。それにどんな想いを抱き、それに何をみつけるのか。それは「投資」にも通じていると僕には感じられました。
お店の名前は Reading As Investing
お店に Reading As Investing と名づけました。
僕自身の投資家としてのこれまでを振り返ると、本との出会い、読書が、考え方やスタンスにとても大きな影響を与えてきました。本をきっかけに著者さんと出会えたこともその影響をより大きくした面もあります。
読書、どんな本と出会うか、どんな本を選ぶか。そこに自分の時間や注意、関心を注ぎ込むわけですから読書は投資ですよね。その投資次第で人生がちょっと、時には、大きく変わることだってあります。
売れ筋をベースに数十冊、数百冊並べられた書店(まるでインデックスファンドみたいだ)ではなく、店主によって厳選された本だけが並べられた本屋さん。厳選のアクティブファンドみたいな本屋さんを目指します。
僕が支持する厳選のアクティブファンドの皆さんは、投資先の会社の皆さんとの関係づくりの機会をつくってくれています。それと同じように、この本屋さんで、僕が選んだ本の著者さんとの関係づくりの機会がつくれたら、と考えています。読書という投資を通じて、他では得られない「資産」を得てもらえることを願って。
Reading As Investing のポッドキャスト
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お店の課題 その1 (既に解決済み)
この課題、既に解決しています。以降は開業当時の記録です。
仕入れルートです。厳選の一冊として並べたい本、たとえば、以下の本です。
大手出版社の本も多く、直接の仕入れができないことが課題です。大手取次さんとの取引って難しそうですからね。書籍流通に詳しい方、妙案ありましたらご教授ください。
お店の課題 その2
Reading As Investing で本を買ってくださったお客さんへお届けする音声コンテンツ。録音その他の質も課題です。
世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。
こちらの本をお買い上げのお客さんのために、著者・林伸次さんのインタビューコンテンツをお届けするのですが、さまざまな面で質を向上させたい、と考えています。今後に向けての課題だと考えています。
ここまでお読みくださってありがとうございました。
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