スパークス『厳選投資』ウオッチ #83 (2022年4月末)
アクティブファンド『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。今回が83回目です。
月次レポートのデザインが大幅にリニューアル!
最新の月次レポートを開いた瞬間、驚かされました。
1ページ目
前回の1ページ目。
このアワード受賞のことを1ページ目に置いていました。
驚きの一つの理由、それはこのファンド、先日発表された「R&Iファンド大賞」の2022年版も受賞しているのです。
でも、この受賞は今回のレポートでは触れられていません。
前回までの実質的な1ページ目はこんな感じでした。
リニューアルされたレポートの1ページ目に note への導線があるのも印象的です。
QRコードだけじゃなくてURLも載せた方がベターかな、とは感じましたけど。
とにもかくにもデザインリニューアル、とても素晴らしいと感じました。
数字・データを定点観測
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
4月は前月末比で5.9億口増加、ファンドへの資金純流入となりました。これでファンドへの15ヶ月連続で資金純流入です。3月に比べると増加口数が減少しているものまずまずの水準です。受益権総口数 328億口に迫っています。月末基準で過去最高値だった2019年3月末の374億口の88%まで戻してきました。ファンド未踏の400億口が見えてくるか、今年の注目点ですね。
一方、上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られます。今後の推移は非常に、非常に気になるところ。足元は基準価額が下落基調にあるため、特に注意しています。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポート からです。
2022年4月末のポートフォリオの概要です。
前月末です。
投資先は増減なく、16社です。
上位5社のメンバー、 #キーエンス さんがカムバックです。
上位5業種ですが、メンバーに異動ないものの、情報・通信業が3月末 12.4%から4月末は 5.8%と大きく減少しています。
業種別の推移です。
1年前、2年前は医薬品、2017年から2020年にかけては化学が大きなウエイトとなっていました。
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は110。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 6.1%(年率):2015年3月末〜2020年3月末、
110個の期間の中央値 17.0%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.18倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が50個です。
ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.6%(年率)、4.64倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2017年5月から2022年4月の60ヶ月の平均は14.3%となっています。前回から▲0.5%です。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2022年3月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。
こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。
スパークスさんのnoteもぜひご覧ください!
先月に、↑の動画の武田さんと奥野さんの対談イベントがありました。
投資先をちょこっと眺めてみた、
コツコツ投資の実際 ほかは 有料パートとなります。
ご了承くださいませ。
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