【Weekly #35】2019年、FC東京の試合結果に合わせて買っていた投資信託。それから、どうなっているか。 #fctokyo #Jリーグでコツコツ投資
第35回です。前回はこちら。
このマガジンは、2019シーズン #FC東京 試合結果に合わせて私が買い付けていた投資信託(Vintage2019)のその後を追うものです。
買い付けていた投資信託は 「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)/愛称:jreviveⅡ」(以下「ジェイリバイブ2」)。シーズンで買い付けた投資額(元本)は48,800円でした。この48,800円でこの投資信託を37,722口、手に入れたのです。2020年1月22日に分配金が再投資されて、現在は37,969口を保有しています。
先週はどない?
2020年9月4日の基準価額は13,594円でしたので、
Vintage2019 37,969口分の評価額は 51,615円 (前週末比 +1.8%)。
投資額に対して 2,815円の評価益 となりました。
率にすると +5.8% です。
Vintage2019 の昨年の買付開始以降の投資累計額に対する評価損益(金額)の推移です。
5週連続で評価益となっています。
週次レポートより
2020年8月28日時点の投資先で組み入れが多い上位10社です。
投資先は51社。前回から2増です。
今回の投資先紹介は #ニチハ です。
窯業系外壁材のトップメーカーとのこと。過去の運用報告書から、このファンドが設定された頃(2015年7月)からの投資先と考えられます。
株価の推移です。
過去の業績推移です。
2021年3月期は減収減益の予想となっています。
#会計クイズ っぽい図解をつくってみました。
B/S です。
しっかりとした財務体質だと考えられます。
P/L です。
2020年6月期(3ヶ月)は売上原価率のアップにより収益性が少し落ちているようです。
C/F です。
営業C/Fを着実に増加させている一方、その範囲で投資、財務での資金支出を賄っていることが見て取れます。2020年3月期の投資で大きなものは、有形固定資産の取得、これに109億円を当てています。
有価証券報告書によると、
Nichiha USA,inc.では、窯業系外装材生産設備の新設を中心に6,608百万円の投資
でした。
#株主構成図解 です。
住友グループの色が濃く出ている印象ですね。
ファンドのコメントです。
住宅着工件数が漸減傾向にある国内戸建住宅市場では、シェア拡大こそが成長に必須の条件です。一方で商業施設や中高層住 宅(マンション)は、窯業系外壁材がこれまで積極的に使われていなかったため、「ニチハ」にとって新市場となります。2016年に発売さ れた『COOL(クール)』は窯業系外壁材でありながら、鏡面仕上げであったり、豊富な色があったりという特徴があり、新市場で数々の 施工例があります。
新市場としてさらに潜在力が大きいのは米国市場です。2007年に米国で自社工場を立ち上げ、当初は生産効率が高まらずに大き な赤字を計上した時期もありましたが、米国で新たな市場を開拓する形で売上高を伸ばし、現在は収益の柱として確立しています。
上記の投資でも見られる通り、米国での事業拡大が進むか、が注目されますね。
ファンドに資金は 流入 or 流出 ?
ジェイリバイブ2 の受益権総口数の推移です。
受益権総口数は、受益者全員に何口、ファンドが発行されているかを示す数字で、通常、新しくお金が流入すれば増え、解約でお金が流出すれば減ります。また、分配金が払い出された際、その再投資があった場合、増えます。昨年末来の週次の推移です。
16週連続で前週末比 減少となりました。
ファンドの活動メモです。
製造業の大手企業は広範な分野に展開しているため、好調な分野と不調な分野が打ち消し合い、業績や受注が統計データに近い 動きになる傾向があります。一方で、ある分野に特化している中堅・中小企業は統計と全く異なる動きを見せることが多々あります。統 計データの中では些細な数字と思われているものでも、中堅・中小企業1社の業績を大きく動かすには十分です。従って、中小型株投 資においては細かい変化に目を凝らすことが極めて重要といえるでしょう。
マクロよりもミクロ、森全体ではなく一本、一本の木をしっかりと観察する、ということになるでしょうか。調査、分析、そこから得られるユニークな洞察で魅力的な投資機会の発見につながることを期待しています。
FC東京、超過密スケジュールの中、先週末もアウェーで勝ち点3をゲット!
この勝ち星の買付結果は明日更新予定です。
次週をお楽しみに!
このマガジンは毎週月曜日、更新予定です。