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Heritage Point を保有する資産ごとにレーティングする!
「世界遺産」は英語で ”World Heritage" だそうです。
「財産」という言葉が使われていますが、この「heritage」は「legacy」と違って、
金銭的な財産という意味ではありません。
「heritage」が意味する財産とは「歴史的価値」「文化的価値」などの、
お金には換算することができないものを指します。
ですから「世界遺産」は「World Heritage」となり、「legacy」という言葉は使われません。
先日つくった記事です。
この記事のなかで、株式投資を通じて実践してきた資産形成の過程で気づいたこと、考えたこと、(ちょい大袈裟ですが)決断したこと、そうした諸々を、子供たちに伝えたい、そんなことを書きました。
今、僕に何かが起きてしまった場合、僕の資産は家族に受け継がれることになります。その観点で「遺産」を英語にしたらどうなるんやろ?と思い、調べた結果が上記の”Heritage"のお話です。
”Heritage”の語感、ニュアンスで特にいいな!と感じたのが
お金には換算することができない
これがグッと来たんです。
2年前、こんな記事をつくりました。
自分の保有している資産(株式や投資信託)を、記事の中で3つに分類していました。
ずっと、ずっと保有していたいアクティブファンド
ずっと保有していたいアクティブファンド
「流動資産」一歩手前
この評価の基準は、現金が必要になった際、どの投資信託、株式を一番最初に換金するか、というものでした。この基準、自分自身が真ん中にある感じです。
要は「決めるのは自分」。
自分が元気なうちは、それで良い。
でも、考えておきたいのは、そうじゃなくなった時のこと。
僕の資産が家族、子供たちに受け継がれた際のこと。
そんな状況になった際に「この資産はそのままで受け継いでほしい(換金する差し迫った必要がないのであれば現金化しないでほしい)」という株式、投資信託があります。
そこで Heritage Point というアイデアを思いつきました。
自分の保有資産になっている個々の株式、投資信託を「どのくらいそのままで受け継いでほしいか」を点数で示す、というものです。100点満点、独断と偏見でレーティングします。
100点だったら、絶対に換金しないでちょうだい!ってことになります。
0点はすぐに換金しても構わない。
マイナス評点もあります。僕自身が今すぐにでも換金したいけれど事情があって換金できない(主に税金絡みの事情です)、この種の資産にはマイナス評点を付けます。
このHeritage Pointを資産ごとに定期的にレーティングする。
「出口」ではなく”Heritage”を考える。
どうでしょうか、このアイデア。
めっちゃええやん!と思っています。自画自賛。
2022年2月末時点の保有中の資産(投資信託)をレーティングした結果、
その結果を
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