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”正しい株式を選んで長く持つ”

正しい株式を選んで長く持つ

最近、印象に強く残ったスローガン?です。

このスローガンを発信しているのが、モルガン・スタンレー・グローバル・プレミアム株式オープン のWebページです。

”正しい”は、パワーがあるというか、他を寄せ付けない語感を持つ形容詞です。反対の言葉は”正しくない”。つまり、間違っている、ってことですね。何か正解が存在しているかのような価値観が基になっています。間違い、失敗、多くの人は避けたいもの、経験したく無いもの、そういうことから”正しい”という言葉が選ばれてしまうんでしょうか。

このファンドは

正しい株式とは、プレミアム企業のことをさしています。

と説明しています。

彼らにとって「プレミアム企業」とは?

プレミアム企業とは、高いブランド力、有力な特許、強固な販売網など、競争優位の無形資産を裏付けに、フリー・キャッシュフロー*1を増大させることが期待される企業をさします。

このように基準が明示されていることは大いに評価すべきだと思われます。この種の基準を示していないアクティブファンドが極めて多数というのが実状だからです。

次のような枠組みも示されています。

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ここ最近、この枠組を使って投資先を紹介するレポートが発信されています。

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”正しい” という言葉は必ずしも適切ではないと思われます。シンプルで、かつ、強い言葉ですけれど。

大事なことは掲げている基準、モノサシ。それらを満たしている、合致している会社が選ばれているか、が遥かに重要だと感じます。その基準、モノサシに「正しく」合っているか、です。

株式投資においては、自分なりの基準、モノサシをしっかりと持つことです。絶対的に正しい基準なんて、正解なんて、存在しません。

価値観に根ざした自分なりの基準、モノサシをつくりあげていく。

自分なりの基準、モノサシに、株価指数に連動するインデックスファンドが合致するのであれば、それを選べばいいでしょう。基準、モノサシに合致する会社が、毎年、毎月、毎週、毎日、変わる人もいることでしょう、そうした人が投資先の会社をそれにあわせて入れ替えるのも当然のことだと思います。自分なりの確かなモノサシが投資を長く続けるためにはとても大切だと思います。

避けるべきなのは、基準、モノサシを頻繁に、コロコロと変えていくことだったり、モノサシを理解しないままに他人のマネをしてしまうことでしょう。

基準、モノサシは時の経過とともに、少しずつ変化していくこともあるでしょう。でも、その変化が自分の中で腹の底から納得できるものであれば、その変化はごくごく自然なものですし、そうした変化が投資をさらに長く楽しめるものに変えてくれるように思われます。

自分なりの基準、モノサシに合った株式を、長く持ち続ける。

これがとてもとても大切なことだと思います。

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renny | 投資家
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