「あなたの資産はいくらですか?」 この問いに簡単に答えられますか
昨日、こんな記事を読みました。
#鎌倉投信 さんの インタビュー記事です。
この記事が非常にステキ❤️でグッと来ました。
金融の役割。事業を遂行する、価値を創り実現する主体、その人たち、チームのために必要な資金を融通することですね。そうしたお金のやり取り、融通が実効されるまでには、資金を託される側、資金を預ける側、その双方がお互いをよく理解し合っている、納得し合っている、これが本来のあるべき姿です。
このあるべきプロセスを一人一人が個々に行うのではなく、プロフェッショナルが媒介することで、全体として高い生産性や、より効率的になる。これが金融の役割だと感じます。
ただ、本質は「お金のやり取り」ではなく「資金を託される側、資金を預ける側、その双方がお互いをよく理解し合っている、納得し合っている」にあると思います。ここにフォーカスしているからこそ、”良い出会い”が生まれるわけで、そこを疎かにしていて「お金」を動かすことに注意、関心が向いているとそうならないでしょう。
事業を営む人たち、価値を創造、実現する人たち。
こうした人たちの想い、考えに耳を傾け、理解し、並行してその事業環境を調べ、評価、判断し、お金を融通する。目論見通りになることもあれば、ならないこともある(ならないことの方が多いはず)。こうした活動が「金融」です。
ここでの「金融」は「投資」と言い換えることも可能でしょう。
「投資」この活動からの果実をより大きなものにするためには、色んな「出会い」を大切にすることがカギを握っている、そう感じます。しかし、「出会い」は数が多ければ多いというものでもないかもしれません。時間は有限ですし、表現しづらいですが、「なんか違うな」と感じる出会いも少なくない、とも思えるからです。
とはいえ、投資とは良い出会いを生むもの。それは僕も強く感じます。同時に、出会いの数々が投資そのもの、その捉え方、行動を変えていきます。
「あなたの資産はいくらですか?」
こんな質問を受けたとします。僕の場合、実際の数字で答えることはありませんが、答えるのが難しい質問だとも思っています。簡単には答えられません。
毎月、こんな記事をつくっています。
ですので、毎月、保有している資産の時価は把握しています。
そう、時価なのです、僕に見えている数字は。
僕の保有している資産に対して市場が付けている評価なのです。
10年後、20年後も変わらず、投資している会社が価値を創造、実現、提供していれば、その収益、キャッシュフローの総和を現在価値に換算した評価、数値は、もっと大きなものになっている、そう考えています。
そんな会社を探し出そう、その想いではたらいてくださっているファンドマネジャーにお金を託しているつもりですから。
ここまでは実際に見える資産についてのお話ですが、投資を通じて、より大事な資産が僕にはあります。
投資を通じて出会ったみなさんとの関係です。
投資を通じて出会ったみなさんから得ていること
竹川美奈子さんの昨日のツイートです。
竹川さん、島田知保さんと一緒に10年以上、コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べを運営してきました(昨日もご一緒させていただきました)。
竹川さんがご紹介されていた #ミシマガ 。
恥ずかしながら、竹川さんのツイートでその存在を知りました。
サイトの中をウロウロと拝見していると出会ったのが サポーター。
興味深い!そう感じました。
「一冊の力」。いい言葉ですね。
地図の中の #神宮丸太町
僕にとっては懐かしい駅。2001年から何度も何度も利用した駅、当時の駅名には”神宮”は付いていなかった。そんなところにも縁を感じたり。
投資を通じて出会ったみなさんから、こうした「出会い」をたくさん頂いています。
思うんですよね、こういう「出会い」、そしてそれらが生んでくれるもの。
それこそが「資産」だ、って。
だから、この問いに答えるのが余計に難しくなるんだと思っています。
「あなたの資産はいくらですか?」
サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5