
スパークス『厳選投資』ウオッチ #77 (2021年10月末)
『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。今回が77回目です。
まず、ファンドの純資産総額・受益権総口数です。
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。

10月は9月末比で11億口以上増加、ファンドへの大きな資金純流入となりました。これでファンドへの9ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加となりました。10億口以上の増加は5ヶ月ぶりです。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られます。10月の増加口数は大きくなりましたが今後の推移は非常に、非常に気になるところです。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポートです。
2021年10月末のポートフォリオの概要です。

9月末です。

投資先は増減なく、17社です。
上位5社のメンバーに変更はありません。
上位5業種ですが、卸売業が3位に、医薬品が上位5業種から外れました。
業種別の推移です。

1年前、3年前、5年前と見比べると、変化が感じられますね。
月次レポートのトピック
今月のトピックは 投資先の #リクルートホールディングス についての詳細な説明です。
↑は会社の歴史についてページです。
新しい価値と、新しい出会いを生み出してきた歴史
・・・私たちの沿革は、事業や業界の枠にとらわれず領域を拡大し、テクノロジーを活用しながらいち早く情報のデジタル化に取り組み、最適なマッチングによって世界中の「不」の解決を目指してきた歴史ともいえます。
ファンドの評価は次のように述べられています。
同社の競争優位性は、「媒体ビジネス特有のネットワーク効果」にあると当ファンドは考えます。即ち、「情報が多い ところに多くの消費者が集まり、そこにまた多くの情報が集まることで強者がより強者になる」という好循環が生まれ ます。こういった優位性は高い参入障壁になり得るというのが当ファンドの見方です。
ご興味ある方はぜひレポートをご覧ください。
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