鎌倉投信ウオッチ #125 / 結いだより 第127号 を読んで
10年以上、ブログで毎月定点観測してきた 「鎌倉投信ウオッチ」 をnoteで更新することにしました。今回がnoteでの2回目です。前回はこちらです。
マガジンもつくりましたので良かったらフォローしてくださいね。
まずは、鎌倉投信さんの大きな特徴の一つとなっている月次レポート=「結いだより」を読んでみます。
結いだより 第127号を読んで
今回の巻頭は、「投資先のいい会社紹介」の79回目。
#ライフネット生命保険 さんです。
「投資先のいい会社紹介」は二度目の登場だそうです。(前回)
保険会社の業績ってなかなか分かりにくいなあ、と思い、ライフネット生命保険さんのIRのサイトで、2021年3月期の第一四半期の決算説明資料を眺めてみました。
目に留まったスライドです。
業績、財務は「修正利益」「EEV」がどう変動しているか、伸びているか、を追ってみると良いのでしょうね。
有価証券報告書も眺めてみたのですが、関心を持った一つが、保険料でどんな運用をしているのか、です。
社債が多めなのが、目に留まりました。
#株主構成図解 もやってみました。
#鎌倉投信 さんの評価のポイントからです。
生命保険業界の常識にとらわれない消費者目線を徹底した商品やサービスを提供するには、そこで働く人達のモチベーション・挑戦意欲の高さが欠かせません。鎌倉投信では同社のそういった企業風土を評価しています。同社は会社のマニフェストや人財に共感した社員が入社してくる共感型経営でもあります。
私自身、ライフネットさんで「かぞくへの保険」でお世話になっています。今年、最初の契約更新がありましたので10年のお付き合いです。
運用報告の「社会形成」でもライフネットさんが紹介されていました。
同性パートナーを死亡保険金の受取人に指定可能なことは、当社ホームページ等でも紹介していますが、それだけに留まりません。採用応募時の性別欄は記載不要であったり、異性間の婚姻に相当する関係であれば慶弔休暇が取得可能であったりと、多様な人財を受け入れる土壌が整っています。
いい会社の本棚紹介、登場されたのは、 #小林製薬 さんの奥山保雄さん。奥山さんは昨年の受益者総会でご登壇されて印象深かったお一人。流れるようなお話で「落研出身?」って思ってしまったのが強く記憶に残っています。ご紹介された一冊も多様性がテーマの小説で、今回の「結いだより」の底に流れているものを感じました。
開催が目前に迫った #受益者総会 のことも紹介されています。事前に公開されたのがこちらのページ。
寄せられたメッセージを見ると、投資先のいい会社の皆さんの個性、多様性を感じます。全部は見れていないのですが、トップバッターのアイ・ケイ・ケイさんの動画、泣けました。
受益者総会、楽しみです。
今回の「結いだより」も気づき、学びが色々ありました。全体から「多様性」を考えよう、って思わされました。
純資産総額・受益権総口数
私の最大の関心は、受益権総口数です。受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示すからです。資金が流入する、継続的に流入している投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ていると推測することが出来ます。結い 2101 のこれまでの経過です。
3ヶ月連続で受益権総口数は前月末比増加(資金純流入)となりました。コンスタントな資金純流入を期待しています。
口座数の推移
結い 2101 は、銀行、証券会社で買うことはできません。鎌倉投信さんで口座開設した人のみ、買うことができる、「直販」の投資信託です。鎌倉投信さんに口座をお持ちの方の人数の経過です。
2万人を超える方が、鎌倉投信さんに口座をお持ちです。昨年同期比で口座数は742人増となっています。
毎月毎月、定額で買い足すサービスをご利用されている方の人数の推移です。
私もお世話になっている一人です。私はこのサービスを利用しつつ、たまーにこれとは別に買い足ししています。
ポートフォリオ・パフォーマンス
投資先は68社と前月末から増減ありません。
パフォーマンスについて、ローリングリターンに注目します。
5年リターンの推移です。
データのある期間数は67です。その中央値は9.0%(年率)となっています。出現の頻度は下記となっています。
5年保有していて、マイナスリターンになった期間はゼロです。最小値は1.4% で、これは2015年3月末〜2020年3月末の5年間です。最大値は12.8%で、これは2012年11月末〜2017年11月末の5年間です。
10年はまだデータ数が少ないですが、こんな感じになっています。
年率換算ですので、2010年9月末から10年保有していた場合、投資額は2.15倍(過去の分配金を無税で再投資した前提です)になったことになります。
つみたてシミュレーション
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2020年9月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。
私も毎月買い足していますが、その実際の様子はこんな感じです。
ご覧の通り、何度か、毎月の投資額に上乗せをしています。
これまでの投資額に対して時価は+45%となっています。前月末は+41%、2019年9月末は+35%でした。
鎌倉投信さん、結い 2101、ライブで体感してみてはいかがでしょうか?
今回は以上です! 次回もよろしくお願いします!