見出し画像

ベイリー・ギフォード/ロイヤル・マイル ウオッチ #16  2021年6月

2020年3月から毎月少しずつ追加投資している #アクティブファンド  です。

note で毎月、定点観測しています。

最初に純資産総額と受益権総口数を見てみます。

純資産総額・受益権総口数

ロイヤルマイル _純資産総額_受益権総口数

2021年5月、受益権総口数は前月末比 +5.7%。先月の3月末比 +9%に比べると伸び率が鈍化、少し落ち着いてきた感じでしょうか。

これで11ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加=ファンドへの資金純流入となっています。

2021年6月22日時点では、以下の通りです。

スクリーンショット 2021-06-23 6.05.29

受益権総口数は268.9億口(5月末比 +3.7%)ですので6月もここまでファンドへの資金流入は続いています。

信託期間を無期限に!

先日、ファンドの信託期間の延長が発表されました。

延長後の信託期間終了は 2039年1月25日。嬉しい決定ではあるのですが、やはり理想は「無期限」です。確定拠出年金向けのファンド は無期限ですし、やればできる!って。

スクリーンショット 2021-06-23 6.09.39

確定拠出年金向けのファンドも着々と純資産総額が増加していますね。

もう一つの願い。それは、この確定拠出年金向けのファンド、楽天証券の #iDeCo のラインナップに加えてもらえたら嬉しいんだけどなあ、という願い。そろそろまた要望を書こう。

ポートフォリオの現況・投資先上位10社

最新の月次レポートです。

ロイヤルマイル _top10

投資先は4月末から増減なく、38社。

投資行動では、特筆すべき売買は行いませんでした。

新規の投資開始、全売却、両方とも無かったものと推測されます。

上位10社では、 #NVIDIA が2020年4月末以来、トップ10入りしました。

僕の試算では、上位10社の平均保有期間は8年です。

ローリングリターン(1年)

ローリングリターン(1年)です。

ロイヤルマイル _1年リターン

2020年5月末から1年保有で +65% に。まだまだデータの数が少ないのでじっくりと眺めていきましょう。これからです。

コツコツ投資 実際のところ

僕自身のコツコツ投資の実際は、こんな感じです。

ロイヤルマイル _actual

ロイヤルマイル _actual_units

昨年3月に最初に投資した際に買った口数を100としています。

引き続き、コツコツと買い増していきます。楽しみです。

その楽しさを高めてくれたのが、先日発信されたこちらのレポートです。

スクリーンショット 2021-06-23 6.22.08

グラフをご覧ください。年初来では、全世界株式の株価指数と比較するとアンダーパフォームとなっています。

レポートではこれに影響を及ぼした投資先4社について説明されています。

中国での生産者にとってな くてはならない運営システムになることを期待しています。
長期的には、 オンライン普及率は50%に達する可能性があると 見ており、同社は業界のリーダーになると期待し ています。
自動車市場におけるシェア拡大と、ソフトウェア、 EVのコスト構造、垂直化された流通形態の3つの 面から既存自動車業界よりも高いマージンの達成、 という見方に引き続き自信を持っています。また、 成長をさらに高める事業として再生可能エネル ギーと自動運転車がありますが、こちらはまだ私 たちが成長への明確な道のりを自信を持って語れるところまで進捗していないと考えます。
創業経営者はAIを使い、生徒にあった授業の提供や自動化 に力を入れており、今後は、同市場において再編の リーダーになっていくことが期待されます。

この4社の評価として、新しい価値の創造、提供に対する期待、支持は変わっていないと感じられます。つまり、この短期間の市場の評価(株価)は気にしていない、ということです。

中国企業への規制、米国での金利上昇に対する考え方も示されています。また、ファンドのリスク管理について次のように説明されています。

運用チームでは、ボラティリティではなく、分散投資をリスク管理の基本としています。具体的には、 ポートフォリオのリスク及び銘柄分散度合いを視覚化したリスク管理方法として、18世紀のスイス人 数学者の名前を冠したオイラー図を採用しています。

実際の図はレポートでぜひご覧ください。

最近、投資を開始した投資先2社について説明されています。

非常に素晴らしい!と思ったのは2社について

組入開始までどういうアプローチをしていたのか?

なぜ組み入れを開始したのか、今後その銘柄は市場でどういう存在になっていくと考えているのか?

この2つが示されていることです。

続けて、市場がどのようにそれぞれの会社をどう評価しているか、バリュエーションについてのファンドの考え方も説明されています。

レポート本文はこう締め括られています。


引き続き短期的な株価変動に一喜一憂することなく、大局観を持って辛抱強く運用を続けてまいります。

中身が非常に濃く、独自性が感じられる素晴らしいレポートでした。こうしたレポートを継続的に発信してもらえると非常に嬉しく思います。

”ポジティブ・チェンジ” のこのレポートも素晴らしい内容だと感じました。

スクリーンショット 2021-06-23 6.37.53

基準価額の値動きばかり、あるいは紋切り型の市況報告、抽象的な運用方針を、毎月、代わり映えなく発信する「昔ながら」のアクティブファンド。それらとの「違い」を示そうとするファンドがじわじわと増えてきています。それらのファンドの「違い」が圧倒的になるように、これからもしっかりとウオッチしていきたいです。


最後にもう一回、繰り返しておきます。

信託期間を無期限に!

次回もよろしくお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!

renny | 投資家
チップを頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://tfk.yumeshokunin.org/