事業に参画し、その事業が価値を創出、提供し、それが市場に評価される。→資産がふえる。
藤野英人さんのインタビューです。
こうしたインタビューと、学校で金融経済教育がスタートしたことと関係があるんでしょうね。
株式投資や資産運用の話題になると、必ず聞かれるのは
儲かってる? どうやってる?
ですね。勤務先で同僚に尋ねられると、僕は
「投資信託で、まあボチボチと」と答えるようにしています。
こう答えると、大体、それ以上は聞かれることはありません。
”ボチボチ”という言葉で、尋ねた人が「これ以上聞くこともないだろう」ってかんじるのかもしれません。
おそらくですが(独断と偏見です)、「儲かってます」と答えると「それで、それで」と次の質問に続くんでしょうね。実際には「(損が出ちゃって)エラいことになってますねん」の方が盛り上がるんですけどね。
ここからも、株式投資や資産運用は「結果」、つまり、儲かった、損した、が全て、こういう考え方が圧倒的多数派なんだろう、と感じます。
「儲けたい」から「株価が騰がりそうな会社」を探す、運良く?株価が騰ったら利益確定、運が良くなくて株価が下がったら売却。
こういう風に学校の現場でも教わるのかなあ、と、ふと思いました。
働いている人や事業、それに参加してみたい、そこに関わるのが株式投資。
その事業が価値を創出し、社会に届けられて。それが市場に評価された結果、その株式の市場での価格が高まる。資産がふえる。
はたして、こんな風に株式投資を理解する若者がふえるのだろうか。
何度も書いていることですがそんなことを今日も感じています。
資産をふやしたい。
だから、株価が騰がりそうな会社を探す。
運良く株価が騰がり資産がふえれば、その会社とはバイバイ。
ではなく、
参画したい事業、会社を探す。
その会社が価値をうみだし、社会に提供する。
それが市場に評価される。結果として、資産がふえる。
その会社に参画し続けたい、そう感じる限りは株式保有を続ける。
後者の考え方を体得してもらいたいな、って思います。