#ジェイリバイブ 運用報告会 at #SBI証券
昨日行われたイベントに参加しました。
SBIアセットマネジメントさんが設定している投資信託、
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)
http://apl.morningstar.co.jp/webasp/sbi_am/pc/basic/sa_2006073104.html
こちらの運用報告会です。
私は、このファンドの姉妹に当たる投資信託、
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)/愛称:jreviveⅡ
http://apl.morningstar.co.jp/webasp/sbi_am/pc/basic/sa_2015071001.html
を2016年から(ごく少額ですが)毎月コツコツと買付けています。
http://renny.jugem.jp/?eid=4539
この投資信託の実質的な運用を担っているのは、エンジェルジャパン・アセットマネジメントさんです。かれこれ3年以上この投資信託とお付き合いがあるのですが、エンジェルジャパン・アセットマネジメントさんのお話をナマでお聞きするのは今回が初めてです。
エンジェルジャパンさんのスピーカーはお二人。
お一人目は執行役員 チーフ・オペレーティングオフィサーの坂東良太さん、お二人目がシニア・インベストメントマネジャーの金沢健博さんでした。坂東さんが会社の概要を、金沢さんが日々の具体的な行動をご説明してくださいました。
一枚目のスライドです。
株式市場は、市場経済を支える重要な仕組みの一つ
過去の成功体験・古い常識を打ち破り、次代を切り拓く革新的な成長企業を株式投資を通じて応援し、新陳代謝を促進させる
このスライドが一枚目であることが非常に印象的でした。
成長企業の多くは「小型」(時価総額が小さい)です。そこには3つの制約がある、と。
制約1.情報収集が難しい
制約2.企業業績・事業環境の変化が早い
制約3.流動性が限定され、株価変動が大きい
いずれも規模の小ささがその背景にあるとの説明でした。これらの制約がある中でより良い投資機会を発掘するために、エンジェルジャパンさんが創業来ブレることなく継続していることの一つが
経営者を対象とした個別直接面談調査
これを年間約1,000社と実施しているそうです。1営業日当たり約4社。多い日は5-6社になるそうです。
エンジェルジャパンさんは、この「ジェイリバイブ」の他に、SBIアセットマネジメントの設定するファンドシリーズ2つの助言も行っています。「ジェイクール」と「ジェイネクスト」。それぞれ、投資対象となる会社の現状(上場から何年経っているか、目下の成長率がどの水準か)で分類して、「ジェイリバイブ」「ジェイクール」「ジェイネクスト」で投資先が重複しないようにポートフォリオが構築されています。
つまり、3つのファンドシリーズで投資先が約150社あることになります。この150社とは3ヶ月に一度、経営者と個別面談調査するということです。これで年間延べ600社との面談になります。前述の通り、年間1,000社と面談とのことですから、残り400社は投資先として関心のある会社ということになります。
3つのファンドシリーズの投資先で共通しているのは「革新性」。今までにない製品・サービスという「革新性」だけでなく、既存の業界においてこれまでにないビジネスモデルを実現できたという「革新性」も含まれる、という説明でした。
面談調査をメンバー全員で行うことにしていることを強調されていましたが、多面的な視点が「革新性」の発見につながるのだろう、と感じました。
また面談調査の場で、経営者の姿勢で注目していることとして、成長を実現するための準備が整っているのかどうか、という点。これを見極めることが本当に成長を実現することができる会社かどうか、につながる、と。その見極めの確度を磨くために、数多くの経営者との個別面談調査に臨んでいるのだと理解しました。
投資判断のプロセスで非常にユニークだと感じたのは、個別の面談を終えた当日に、合議で判断する、とのこと。一次情報に接して時間を置かずに判断することが非常に大事、との説明でした。確かに、毎日、毎日、面談前にその会社の今後5年の業績予想する等の事前準備を行われているとのことでしたから、このプロセスの方が合理的なのかな、と感じました。
"Philosophy"、"People"、"Process”、"Portfolio"がしっかりカバーされた報告会だと感じたので、私自身は大満足でした。これからも継続してお世話になりたい、「ジェイリバイブ」への追加投資を続けたい、そう思いました。
しかし、スピーカーとのQ&Aの場では別の雰囲気もあり、、、これは"Performance"(ここ1年半)が影響していたようです。
「5つのP」をしっかりと納得したうえで投資信託を保有する(してもらう)ことって簡単なことではないのだなあ、と痛感した運用報告会でした。
こうした機会を継続して発信を続ける、コミュニケーションを図ることが、「5つのP」をしっかりと理解、納得してもらうためには不可欠だと思います。それが骨太のステキな投資信託をそだてることになるはずです。
非常に貴重な機会を設けて下さった関係者の皆さんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。