コムジェストさんの月次レポートを読む! #13 (2022年5月末)
コムジェスト・アセットマネジメントさんがファンド運営に携わっている3つの #アクティブファンド の月次レポートを読んでみる
コムジェストさんの月次レポートを読む!
前回はこちら。
3つのファンドとは
ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)【愛称:エマージング・セレクト(成長)】
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
3つのファンドの投資先の選別、投資判断を行なっているのが
コムジェスト・アセットマネジメント さんです。
先日、2022年3月版の「責任投資方針」をWebサイトに掲載されました。
投資会社にとって非常に大切な発信、声明だと思います。
「アクティブ投資家」であること、それはどんなことなのか。
「株主になる」、それはどんなことか。
その問いに対して、どんな答えを持ち、どんな姿勢で向き合うのか、その答えを示されています。
アクティブ投資家の皆さん、ご一読をお勧めします。
今回は世界株式ファンドの投資先で紹介されている(こちら)
アライン・テクノロジー #ALGN さんをちょこっと眺めてみます。
アライン・テクノロジー Ticker ALGN
説明資料からです。
業績推移です。
売上高、と対前期比です。
非常に高い伸び率を続けています。
説明資料からです。
収益性は2020年12月期で落ち込みましたが、2021年12月期は回復。
2020年12月期の買収で資産規模が大きくなったことが影響していると推測されます。今後、どのような推移となるのか、は注目です。
バランスシートです。
米国の会社にしては固めの財務内容と感じました。
市場の評価です。
ちなみに、日本株式ファンドが投資を始めたのは2022年1-3月期です
(こちら の12ページ)。
今後が注目されますね。
ニッセイ/コムジェスト新興国成長株ファンド(資産成長型)【愛称:エマージング・セレクト(成長)】
2017年10月に設定されたファンドです。
主に新興国の会社に投資しています。
純資産総額、受益権総口数の推移です。
2022年5月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。
投資先の概況はこんな推移となっています。
投資先は前月末から1増、33社です。
2022年5月末、ファンドでの比率 上位10社です。
前月末との比較では2社が入れ替わりました。
1年前、2021年4月末との比較では2社が入れ替わっています。
パフォーマンス。3年リターンの推移。新興国株式のインデックスファンドと比較してみました。
ここまで0勝20敗となっています。
ファンドの月次レポートです。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
日本の会社が主な投資対象です。
純資産総額・受益権総口数です。
2022年5月は前月末比で受益権総口数が増加、ファンドへの資金純流入となりました。2ヶ月連続です。
投資先の業種別推移です。
2022年5月末の投資先は前月末から増減なし、44社。
2022年5月末の上位10社です。
2022年5月末では、前月末から入れ替わりはありません。
組入期はマザーファンドの決算期です。2021年12月の決算期が「6」です。
1年前、2021年5月末との比較では、8社入れ替わっています。
ESGフォーカス コムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド
2021年3月に設定されたファンドです。
世界中(日本含む)の会社に投資するファンドです。
純資産総額・受益権総口数です。
こちらは前月末比で受益権総口数が減少、3ヶ月ぶりのファンドからの資金純流出となりました。
投資先の推移です。販売用資料を参考にしました。
2022年5月末、投資先は前月末から増減なし、37社。
上位10社です。
2022年5月末、前月末から3社入れ替わっています。
1年前、2021年5月末からは4社入れ替わっています。
投資先紹介は、
日本株式ファンドから スズキ、ファナック
世界株式ファンドから ナイキ、アライン・テクノロジー
が紹介されています。
3つのファンドの投資先の会社を眺めていると好奇心が刺激されます。
来月も楽しみです。
マガジンもつくりました。コムジェストさんのファンドを一緒に定点観測、ウオッチしてみようとお感じになったらフォローのご検討をお願いします!