さんとしょ に並べた1冊 その12 ー 今君に伝えたいお金の話(著・村上世彰さん)
小3から高校を卒業するまで過ごした、そして、今も両親の住む実家がある、尼崎市。その尼崎市にある みんなの図書館 が #さんとしょ です。
今年1月にオープン。僕は、このさんとしょさんで1箱本棚オーナーになっています。どんな本を並べているか等は、以下のマガジンを覗いてみてください。
そのさんとしょさんに7ヶ月ぶりにお邪魔してきました。
今回僕がお邪魔したのは、僕の本棚に新しい本を並べるためです。尼崎には土曜日から滞在していたのですが、その滞在中に「この本を並べたい!」と思って持ち込んだのが村上世彰さんのこの本でした。
村上世彰さんの「お金」「投資」に対する考え
この旅行の間に、村上さんの『生涯投資家』を読んでいて、その第5章が「阪神鉄道第再編計画」でした。この本を読んで、阪神線の駅にあるさんとしょさんに、ぜひとも村上さんの本を並べておきたい、そう考えたのです。
本の中身としては、生涯投資家の方が具体的でインパクトは強かったのですが、「投資とはどういう行動か」「投資とは何か」についての村上さんの考えがより易しく書かれていたこの本を選びました。
この”お金は回して増やすもの、増えたらまた回すもの” この表現、主張が何度も登場します。
村上さんの訴え続ける「コーポレート・ガバナンス」その根幹にあるのもこの考え方です。
貯め込んでいるのではなく回そう、循環させよう。それこそが新しい価値を生む可能性を高める、ってことですね。
起業についてはこう述べられています。
本の中では、価格と価値の違いについても説明されています。価値観は人それぞれ、ということに加えて、自分で考える大切さを説かれています。
「自分で考える」ことの大切さ。お金に限ったことではありませんね。
この本と出会えたきっかけ
この原稿を読ませていただいたことがきっかけです。この林さんの本を出版されるのが幻冬舎さんで、その縁でこの本とめぐりあいました。
今年からハンドルネームに「投資家」と添えてみたことも、村上さんの本を読んでみようか、と考えたきっかけの一つです。この本を読み終えてすぐに『生涯投資家』も読んでみました。『生涯投資家』をお書きになった理由を読んで、なんでこうなんだろうな、とか思ったり。
村上さんの”お金は回して増やすもの、増えたらまた回すもの”という考えが強く印象に残った一方で、163ページの香港フラワーのエピソードもまた印象的でした。香港フラワーのエピソードは『生涯投資家』の”はじめに”でも触れられていました。
「お金」への執着心の一方で、「お金」を持っていてもそれを上手く使えなければダメ、上手く使うにはどうしたらいいのか、そんな村上さんの姿がイメージできました。
もう少しこれらの本を早く読めていたら良かったなあ、と感じました。
さんとしょの本棚に追加した本、あと2冊
さんとしょに、今回の訪問でもう2冊、新しい本を並べてきました。
本棚はこんなふうになりました。
貸し出し中の本は無かったようで、フルメンバーです。感想カードを読ませてもらいましたが、『ゆっくり、いそげ』を借りてくださった方が多い印象でした。
さんとしょ、素敵なスペース、空間になっています。お近くにお越しの際は、ぜひ覗いてみてください。
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