スパークス『厳選投資』ウオッチ #78 (2021年11月末)
『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。今回が78回目です。
まず、ファンドの純資産総額・受益権総口数です。
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
11月は10月末比で4億口以上増加、ファンドへの資金純流入となりました。これでファンドへの10ヶ月連続で資金純流入です。10月に比べると増加口数が減りましたがまずまず大きな数字。受益権総口数 300億口が近づいてきました。次回の注目は2年ぶりの300億口になるか、です。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られます。今後の推移は非常に、非常に気になるところです。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポートです。
2021年11月末のポートフォリオの概要です。
10月末です。
投資先は1社減、16社です。
上位5社のメンバーに変更はありません。
上位5業種ですが、精密機器に代わって輸送用機器が登場しました。
業種別の推移です。
1年前、3年前、5年前と見比べると、変化が感じられますね。
月次レポートのトピック
今月のトピックは
”2022 年を見据えて、当ファンドが考える今後のポートフォリオ戦略”
です。
この分散をどう実現するか、についての説明について「これまで」を次のように述べられています。
この説明、最近では視点を変えた、とのこと。どのような変化、変更なのか、ぜひ月次レポートをご覧ください。
分散の実現、捉え方がどうあれ、投資先全てに通じることが最後に述べられています。
今回も分かりやすく具体的な報告、説明でした。ファンドへの信頼感がますます高まった感じです。
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は105。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 6.1%(年率):2015年3月末〜2020年3月末、
105個の期間の中央値 17.5%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.24倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が45個です。
ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.5%(年率)、4.50倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2016年12月から2021年11月の60ヶ月の平均は15.9%となっています。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2021年11月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
コツコツ投資の実際
僕自身の、このファンドのコツコツ投資の歴史です。
実際のところ、どう?というお話です。
2016年12月に他のファンドの解約資金の一部でスポット投資しています。
2021年11月末の評価額(時価)は、投資累計額の+73%となっています。
前月末は+76%、2020年11月末は+61%でした。
このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。
最近、発見したこちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。
スパークスさんのnoteもぜひご覧ください!
上記の通り、10月末に比べて投資先が1社減っています。
それについて、です。
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