大切に思うこと。大人はどうあればいいのか。
「俺は今まで散々人を傷つけてきた。」
「それはこれまであんたが誰からも大切にされなかったからだ。でもね、私はあんたのことを今、大切に思ってるよ。」
「誰かに大切に思われてるってことはすばらしい」
(珈琲いかがでしょう 6話より)
ここ最近、見ているドラマのセリフです。
昨日、「どうしても頑張れない人たち」
という本を読み終わりました。
この本は「ケーキの切れない非行少年たち」
の続本です。
著者は宮口幸治さんで医療少年院に勤務されています。
この二冊の本は「境界知能」「頑張れない人たち」に焦点を当ててあります。
「どうしても頑張れない人たち」の中で私が一番に印象に残ったのは『「頑張れる」を支える3つの基本』です。
・安心の土台
・伴走者
・チャレンジできる環境
この中でも、「安心の土台」に着目しました。
以前にもnoteに載せましたが、「自律する子の育て方」SB新書 に脳科学が専門の青砥瑞人さんは「心理的安全性」として、元麹町中学校長の工藤勇一さんは「こどもが安心できる環境をつくる」として書かれています。
児童精神科医の佐々木正美さんは「どうか忘れないでください、こどものことを」の中に「振り返れば必ず自分を見守っている人がいる」ことの大切さを書かれています。
様々な本を読んでいますが、そこには必ず共通したものが存在し、それは核なるものとして私の中に刻まれ、揺るぎないものになっていきます。
アドラー心理学には相互尊敬、相互信頼の大切さが語られます。
「尊敬」「尊重」「信頼」というワードには「大切」「安心」「安全」を感じることができると私は考えています。
では、私たちはどういった大人であればいいのか、ということに向き合った時、どんな姿勢でどんな言葉がけで子どもたちに接していけばいいのかを、今一度考えてみませんか?
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