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通じ合うとき
一回30分で何度かのセッション
オンラインで音声のみ
互いに自己紹介をし、テーマに沿って話すと言う研修
先方の日程の確認ミスやネット環境のトラブルなどがそれぞれ続き、互いの中に不信感という溝ができる
互いに「意味あるのかな」と感じているのが温度で伝わる
あれは不思議な感覚だ
軽い会話
まるで大きなバケツの水面に浮かぶアクのようなものをさぁーっと救うような
バケツの底に沈んだ小石を掴みに行きたいのに
いや、掴もうと思っていないのかも知れない
こんな関わりに何の意味があるのか
ペラッペラの会話の中に、ヒントを見つけた
「タイパ重視で仕事を常に進めて、考えています」と
私の中で何かか弾ける
「タイパを重視されるとおっしゃいました。もしかすると、このセッションも何の為の研修か?意味があるのか?と感じられている様な気がします」と
そして、私は自己開示もした。
「私は、限られた30分の中で関係構築もままならない中、傾聴とか、深めるとかは正直、疑問に感じています」と。
そうすると、相手も似た様な感覚でいた。堰を切ったように、このセッションについての疑問、不満を話してくれた。
互いの中に合った蟠りが弾けた。
憂鬱に感じていて、互いに苦手意識さえ芽生えていたのに
今回のやり方は荒っぽかったかもしれない
それは、私のスキル、引き出しの足りなさからだ
もしかしたら、こうなる前に回避できたか、もしくはそもそも、こんな流れにはならなかったかも知れない
何がいけなかったのか、振り返りは必須だ
しかし、残り一回を前に終わり10分で打ち解けることができた喜びは大きい
物腰穏やかに、優しくにこやかに共感ばかりしていても、ピントがズレていたら不快にさせるだけだと学ぶ
テキパキ話す相手には、ある程度ペースを合わせる
相手の投げるボールのスピードに合わせて投げ返す
色んな本を読んだり、人の話を聞いてはいるが、やっぱり自分で体感しなければ腹落ちしないなと感じた
ラスト一回、もう会う事がない相手
ムダにはならなかったね、と言えるような時間にしよう