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こうして私は「生きてる実感」をとりもどした【モンゴル旅🇲🇳】②800キロを進む

生きてる実感を得に、
冒険の旅へ。


朝も早よから陸路800キロでゴビ砂漠へ!

さあきた。
今日からゴビ砂漠へいざ。
某ロシア大統領がこの街にいるらしいが、私はここから800キロ、13時間かけて陸路で南ゴビに向かうよ。
(ちなみにたまたま私が陸路なだけで、飛行機もちゃんとあるよ)

ウランバートル、しばしバイバイ!

朝の6時にホテルにミガさんが迎えに来てくれた。
知人が誰もいないモンゴルで、すでに知ってる人というだけで、安心感がすごい。
サンドイッチとお水をもらって、もぐもぐする。

とりあえず、朝焼けがとんでもなく綺麗である。

気取ってみたものの、眠い

夜には見えなかった風景。

街!って感じ


途中でエルデネくんをピックして、3人揃った!

なんだかさ、日本より陽の光が強い感じがするのは、気のせいだろうか?

光が強い
気がする


車はぐんぐん進む。
草原を抜け、ぐんぐん進む。

こんな広大な土地は、見たことがない

これぞ、モンゴル!
私がみたかった「みたことのない景色」がそこにあった。

こんな地平線、絶対に見られない。
圧倒的な自然の風景を、何時間も何時間も、ずっと目にしていた。

これが360度ある



ちょっと砂漠地帯に近づいてきた。

どこまでも続く道


途中から、道なき道をいく


誰もおらんーーーーー



本当にごくたまに、街っぽいのも現れるけど、

こんな感じで


ほぼ、人に会いません。
人が、いません。
車すら、出会いません。

日常的に、いかに人に囲まれ、人混みにのまれ、
かなり密集したところで暮らしているかと思い知らされる。

ただひたすら、窓の外の自然を眺める。
窓を開けて、風を感じる。
光を受けて、頭を空っぽにする。
なんと、贅沢だろうか。


これぞ生き物!家畜達の溢れる生命力


人に会わないんだよ。
でも、家畜はやたらといるんだよ。
むしろ、家畜たちのパワーがすごい。

え、囲いとかないの?
おりもないの?
でもみんなしっかり固まっていて、誰も逃げず、過ごしている。


「え、飼い主は近くにいないの?」

遊牧民出身のエルデネくんに聞いたら「ちゃんと遠くから見てるんですよ」と。
近くにはいなくても、しっかり遠くから見ているみたい。

確かに、大地に遮るものは、何もないから
山の上の遠くの家畜達まで、私でも見える。


羊とやぎ!
ヒョエー


急に牛が現れおった


ねえ、牛がめっちゃツヤツヤしている。

迫力よ

「天然の草が食べ放題だし、家畜にストレスがないんですよ」

納得。

なんだこの、生命力に溢れた動物たちは!


何度も日本で、牛とか、馬とか、羊とかヤギとかみたことあるよ。
でもなんか、違うんよな。

確かに、農薬も撒かれていないし、押し込められてないわけだから。
生き物の艶は、それで変わるんだ。
当たり前だけど、本当にそうなんだ。


これが、本来の姿なんだ。

一瞬、車から降り立ってみる。


あ、遊牧民さんこんにちは


羊と山羊の集団

何頭いるの?と尋ねると、

「この数だと、大体1000くらいですね」
と、エルデネくん。

え、1000??嘘でしょ?1000?!


ギャーギャーいう私に「本当だってばー」と、ちょっとタメ口になるエルデネくん。

ミガさんは車の中で休憩中。
最新のiphone持っているほど、携帯大好き。(しかも複数持ち)
めっちゃマイペースだ。必要以上のことはしない。
だからこちらも、何も気をつかわない。
ひたすらに、のどかだ。


そしてしばらく進むと、、、

いきなり現れた!彼が!


い、イーグル様や・・・!


こんな近距離でいきなり現れるものなの?って聞くと、いや、珍しいですねって。

某ロシア大統領といい、イーグルといい、珍しいものに遭遇しすぎである。

そして近くにいき、羽ばたくところを見ましょうということで車を寄せてもらう。

バサバサバサ!!!


ヒェー


飛んだよイーグル!
ぐんぐんと空に向かって飛んでいく。
生きてる!
なんか縁起が良い!

やっぱり車もお構いなしの家畜たち


んでご飯はどんな感じかというと

なにぶん長い旅路のため、途中でコーヒー飲んだり、ご飯を食べたり。

コンビニっぽいところに立ち寄る


コーヒーは、運転手のミガさんが奢ってくれた。
ちなみに、店員の女性は、一ミリも笑わなかった。
気持ちいいくらいに、笑わない。

ちなみに、この旅で、大体女性店員は誰も笑わなかった。
愛想がないことなんて、誰も気にしてない。
いいんやなそれで、と思う。

コーヒー買ってもらってわーいと喜んだのも束の間、派手に服にこぼした。
熱い。アチい。
でも、美味しい。



多分6時間くらい経って、ようやくここまできたよ。


どこやねん、ここ、、、


お昼になったのでレストランっぽいところでご飯。

読めません
中は綺麗

ミガさんはずっと運転してきて、やっと休める。
やっぱり携帯いじり始める。
休めてよかったね、ありがとう。

エルデネくんと、ミガさん


で、牛肉のスープっぽいの出てきた。

え、美味しい!


いよいよ本格的な砂漠地帯へ!

食事を終え車に乗り込むと、突如雨。

でも私は晴れ女なので、降りる頃には絶対にやむと、謎に断言する。
(実際、降り立つタイミングで晴れる)

今年は、本当に珍しいくらい雨が降って、砂漠地帯なのにかなり草が生い茂っているらしい。

「りつこさん、ラッキーですね。こんな砂漠は、滅多に見れないですよ」と。

はい、運がいい自負はあります。

そして進めども進めども、やっぱり家畜がつよいのよ。

なんていうか、生き物として、強いのよ。
動じない。

車の窓のすぐ横に羊さん


あ!うまだ!スーホの白い馬だ!

天然のサファリパーク感がすごい。

そして、リアルインディージョーンズ感もすごい。

ミガさんは車の中で、いつも冗談をいっていた。
謎のモンゴル語の歌も歌っていた。
その冗談を、エルデネくんが楽しそうに日本語訳してくれる。

ミガさんが唯一喋れる日本語は「ダイジョウブ?」だ。

とりあえず、この旅の中で、二人とはだいぶ仲良しになった。

ここに置いていかれたら、歩けない。
置いていきましょうかと冗談を言うミガさん。
やめてー
なんかゴツゴツしてきたぞ


そして晴れる。

晴れた!
ホライゾンよ!


とりあえずこの辺にいるらしい。
この先に、中国があるんだとさ


ついに、県の門にたどり着く
モンゴルにはいくつか県があって、その入り口にはこういう門あるらしい。
ツーリストキャンプまであと少し。


確か、ようこそとか書いてある
ゴビ砂漠で見られる生き物達の説明文が
さっきお会いしましたね


やっとこ、人の気配。
街っぽいところに入っていく。

さすが、世界一、人口密度の低い国。

中央ゴビのツーリストキャンプ


今日の宿泊施設に到着!
ミガさんありがとう!
エルデネくんもありがとう!

綺麗や
いい景色だねえ


ゲル風の食堂。ここでご飯が食べられるみたい。
とっても綺麗。


太陽の光と、広がっている景色が美しすぎて。

一応、シャワールームと、トイレもついてまして、とても清潔。



ツーリストキャンプ飯はこんな感じ!


夕食は19時から。
まずは紅茶をいただく。モンゴルでは大体最初に、紅茶セットが出てくると知る。

ホッとする


食事は、普通にヘルシー。
白菜のサラダなんだけど、とても美味しい。
新鮮!

そして、羊肉のショーロンポー的なものが出てきた。
これはモンゴルでよく食べるらしい。

日本人の口に合いますよ!

ちなみに朝食はこんな感じ。
ここにオレンジがついてました。
あと、ヨーグルトやグラノーラ、コーヒーとかジュースとか色々選べました。

美味しいいいいい!!!幸せ。


ちなみに、その日は楽しみにしていた満点の星空は見えなかった。
でもモンゴルでも、流れ星を見たら、願い事が叶うというのはおんなじらしい。

「もしも願いが叶うなら、何をお願いする?」

エルデネくんに聞いたところ、彼は少し考えて「平和」と答えた。

この景色が守られること、平和であることがまず一番だよ、と。

こういう言葉の一つひとつから、
いろんなことを気付かされる。

明日は恐竜が発掘された本格的な砂漠へ!
ラクダも乗るよ!


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