2023年の雑記
パソコンを起動させることが何となく億劫に感じて、スマホで文章を打ち込んでいます。雨予報のような雪予報のような、ぱっとしない天候の大晦日です。全部降ってしまえ、というのは逆にナンセンスでしょうか。2週間前に観たオーディション番組の煌めきをまだ忘れられないまま、年を越そうとしているわけですが。
キーケースを新調しました。酔っ払ったノリで選んだものだけれど気に入っています。自分の趣味とかセンスとか、これまでに読んできた本だとか、そういうものを否定せずにこれからも生きていきたいと思っています。ビールのことも一生愛していきたいです。愛するって難しくないですか。それでも、頂点を目指している(そして達成した)あの子の大事にしている言葉だから、自分だってそんな素敵な言葉が使えるようになったら良いなと思いました。現実問題として、愛せないものだってあります。称賛も批判も愛せるようになりたい。
一年を通して、自立した大人のふりが上手にできるようになりました。同僚に「安定感があるよね、大人だよね」と褒められるくらいには。その週末は家でお酒を飲んで、号泣しました。全然自立なんかしてないんです。あの頃からずっと変わらないんです。自立した姿が求められる年齢だから、そう振る舞っているだけなんです。救いようがないくらい弱くて暗くて、価値のない人間なんですとは、もう一生誰にも言えないのかもしれない。
人生の節目の選択を棒に振り続けて、実際は変化することがものすごく怖いだけで、会話に自虐を織りまぜて、余裕があるように喋って、じゃあこれは私にとってなんの意味がある?来年も再来年もこのままぼんやりとやり過ごしていくのだろうかと考えると柄にもなく悩んでしまう。自立した大人はこんな風に吐露しませんけど。自立自立。ぐらり。
1年間どうもありがとうございました。いろいろなものを抱えているのが大人で、別に特別なことは何もありません。もう少し来年もがんばってみようということを誓います。