だから何? って言われると、いや、別になんでも、 と答えるしかない。その姿がデブに見えようが、ブタに見えようが 山崎賢人に見えようが、松坂桃李に見えようが そんなことはこれっぽっちもお構いなしである。
日本では段々暑い方向に向かって日々が流れているのだろうが、
南半球のシドニーではそれとは逆方向、朝晩の冷え込みが酷い。
暖房器具のない部屋のベッドをでて、
暖房器具のない廊下を通って暖房器具のないバスルームに入り、
なかなかお湯にならない蛇口をひねってから裸になる…
と、この一連の行動を思い起こすだけでも震えがきそうだ。
というわけで、ここのところ、
外出のときは上着の上に上着。
つまりジャンパーの上にジャンパー。
ジャンパーのかさねぎ。
ところでかさねぎというのは、
中華ねぎとか白髪ねぎとかと一緒の種類ではない。
そこがまあミソといえばミソである。
ミソって言ったって、ねぎの端にちょいとつけて食えというわけではない。
確かに一見旨そうではあるが、それに騙されるようでは、世間の荒波の中をサーフボードに乗ってスイスイ渡っていくことのできる保証はどこにも無いことになる。
ゆえに、かさねぎは信州ねぎとも種を異にするという結論がでる。
また補足として言うならば、玉ねぎとも確実に一線を画す。
というわけで、
普通に服を着てジャンパーを羽織り、
その上からさらにダウンのジャケットを着るのである。
そしてマフラー。
理由は寒いから。
その姿がデブに見えようが、ブタに見えようが
山崎賢人に見えようが、松坂桃李に見えようが
そんなことはこれっぽっちもお構いなし。
理由は寒いから。
今こうして暖房の入っていないオフィス(週末は節約のため作動しないようにプログラミングされている)で仕事している間も
かさねぎは崩さない。いや崩せない。
理由は寒いから。
6月でこの寒さなら、8月は一体どうなるのかと
考えるのも恐ろしい。
温泉でも入ってきゅーっと一杯やって、
身も心も温まったところで
仕事にもどりたい、
いや、それなら寧ろもう戻りたくない、
そんな今日この頃である。
だから何?
って言われると、いや、別になんでも、
と答えるしかない。
ところで、
薄い記憶によれば日本では上着のことは「ジャンバー」と呼ぶ。
しかし英語はJumper。確かに服のことを指してはいるが、米英でちょっとずつ意味が違う。
日本の皆様におなじみのアメリカ英語の jumper は、女性物の袖なしワンピースドレスを指すらしい。
対してイギリス英語の jumper は長袖の、多くは上からかぶって着るタイプの上衣を指します。日本で言うトレーナーとか、ああいうのだ。
オーストラリアもこれに倣っているようだ。スタジアムジャンパーなどは、ジャンパーって言うよりジャケットという気がする。
だから何?
って言われると、いや、別になんでも、
と答えるしかない。
※写真はランチにくったチキンカシューナッツ
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