無事終了
というわけで、'The Wolverine”の制作の仕事(契約期間)が無事終了した。
最初の契約より2週間延期だったけど、何とか朝4時起きを全うした。
部署には日本人はオレだけ(っていうかアジア人がオレだけ)。
馬鹿にされるのも嫌だし、おこがましいが「日本人代表」という意識がなんとなくでもあったもんで(おこがましいけど、たぶん、海外で現地の人たちの中で頑張ってる人達は皆そうだと思う)がんばった。
最初全然無関心そうだったのに、誰彼言わずいつの間にかオレのYoutubeの大書パフォーマンス動画をチェックしてたのにはびっくりした。白人の職場に一人だけ現れたアジア人が一体何者なのか、とりあえずは確認してみた、ということだったんだろう。
それでかどうかは分からないけれど、結局のところ皆よくしてくれた。最初は書家として呼ばれたんだけど、色んなことをやらせてもらった。職人の集まりだからむすっとしてる感じだけど、技術的なこととか丁寧に教えてくれ
る。自分の技術に誇りを持ってやってるってのが分かる。
それにしても映画の画面の中にチラチラとオレの書いた字が出てくるってのはとても楽しみだ。
昨日、オレが帰るとき、体育館みたいに広い作業場にいた皆が凄い拍手で送ってくれた。俺も右手を高く挙げて応えた。とてもいい感じ。
一息入れるまもなく、週末のキャンベラで行われるキャンドルフェスティバルでの大書パフォーマンスと日本人学校のFETE(学園祭)の展覧会とワークショップの準備。今日はRENCLUBメンバーの皆さんに手伝ってもらって、RENCLUB書道展の作品の裏打ち作業をした。まだまだ忙しい日は続くのだ。
2012年10月25日
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