「100年先を見る人は人を育てる。」「北斗の拳」のDVDの中でケンシロウが言っていた。
「10年先を見る人は木を育てる。
しかし100年先を見る人は人を育てる。」
昨日観た「北斗の拳」のDVDの中でケンシロウが言っていた。
日本の100年先のために
子供たちは育っているんだろうか。
「親の心、子知らず。」と言う言葉がある。
「先生の心、生徒知らず。」とも言えよう。
それと、「先生の心、生徒の親知らず。」ってのもある。
日本語の補習校(シドニー日本語土曜学校)で中学3年の担任をしていたことがある。土曜日の午前中3時間のことなのだが、なかなか大変だ。
こんな作文を書かせたことがあった。
「親友が万引きしてるところをみつけたらどうするか。」
その行動を要約すると、一番多かったのは「知らんぷり」。
「手伝う」って臆面も無く書いている生徒もいた。
普段通っている学校の成績には関係ないから、確かに正直な気持ちではあるんだろうけど、一応ではあるが「先生」という立場の人に提出する作文にそういうことを書くということ自体、 子供たちの心の有様が変わってきたんだなあと思った。
「万引きくらい誰でもするんだから、親友が絶対捕まらないように協力する。だって親友だから。」
どういう環境で育てばこういうことを強く主張する中学3年生が出来上がるんだろうか。貧困国のスラムというわけではない。先進国の中流以上の家庭のはずなのに。
「100年先を見る人は人を育てる。」
口で言うのは簡単なんだが、一筋縄ではいかない。
恐ろしく大変なことだと思う。
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